ボツワナはアフリカ南部に位置する内陸国。国土のほとんどが乾燥地帯であるものの、約17%は政府の指定保護区であり、手つかずの自然が保護されています。特にオカバンゴ・デルタは動物の楽園であることでも有名ですが、世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ボツワナの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ツォディロ
ボツワナの北西部のカラハリ砂漠。ナミビアの国境近くにあるツォディロの丘陵には、古くからアフリカ南部に住む狩猟民族・サン族が10万年以上前から19世紀まで描き続けた岩絵が残っています。ここはわずか10平方kmという範囲に、4500もの岩絵が集中していて、これだけの高密度で並ぶ岩絵群は世界でも珍しいもの。
これらは10万年に渡ってこの地域で暮らし続けた狩猟民族サン族の生活を示し、岩絵からはこの地の環境の変化なども見られます。
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オカバンゴ・デルタ
オカバンゴ・デルタは、ボツワナの北西部に広がる広大なエリアで、カラハリ砂漠の中にあるデルタ地帯のこと。登録されているのは、約2万平方kmとアフリカでも最大級の内陸デルタ地帯となっています。
ここは人間が定住するのが難しい環境のため、チーターやシロサイ、アフリカゾウなど、絶滅危惧種を含めて大型哺乳類の楽園でもあります。
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世界遺産マニアの結論と感想
ボツワナの世界遺産としては自然遺産と文化遺産の一つずつで、合計で2箇所登録されています。数は少ないものの、アフリカ最大のデルタ地帯から世界でも最大規模の岩絵群と、他にない個性的な遺産があるのが魅力です!ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。