秋田県といえば、お米となまはげのイメージがありますが、実は旧石器時代から人が住んでいたというほどに歴史の深い地。ここは日本でも有数の自然が豊かな土地で、青森との県境にある白神山地や縄文時代の遺跡など、さまざまな遺産がありますが、世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、秋田県の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
白神山地/藤里町
白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる広大なエリアで、東アジア最大のブナの原生林が残る場所。ここは標高100m〜1243mの山岳地帯で、世界遺産に登録されているのは総面積1300平方kmの中の約169.71平方kmの範囲。
ここは氷河期を生き残り、急傾斜が入り組んだ地形にブナの純林が残っていて、東アジアでは他で例を見ない規模になっています。
詳細はこちら↓
北海道・北東北の縄文遺跡群
大湯環状列石/鹿角市
鹿角市十和田大湯にある縄文時代後期の大型ストーンサークル(環状列石)。ここは標高180mの台地の上に、万座(まんざ)環状列石(最大径52m)と野中堂(のなかどう)環状列石(最大径44m)の2つの二重構造のストーンサークルが存在します。
環状列石の中には日時計状の組石があり、夏至の日に太陽が沈むようになっていることから日時計のような役割があったと考えられています。
詳細はこちら↓
伊勢堂岱遺跡(いせどうたいいせき)/北秋田市
秋田内陸縦貫鉄道の縄文小ヶ田駅から徒歩数分。読み方は「いせどうたいいせき」で、小高い丘にの上に位置する縄文時代後期の遺跡。発見されたのは1992年と割と最近で、大館能代空港への道路の工事をしている際に偶然発見されたもの。
ここには4つのストーンサークル(環状列石)があり、それぞれが保存状態もよく、何かしらの祭祀施設であったと考えられています。
詳細はこちら↓
世界遺産マニアの結論と感想
秋田県の世界遺産としては2件ではありますが、構成資産として数えると3箇所も登録されています。ブナの森が広がる白神山地と縄文時代のストーンサークルという2種類の遺産があるというのが魅力!ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。