インドの世界遺産「カジランガ国立公園」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(9), (10)
登録年1985年

インド北東部にあるカジランガ国立公園は、秘境の地にある、世界最大のインドサイの保護区。草原にはジールスと呼ばれる小沼群が続き、インドサイにとって暮らしやすい環境であることから政府はここを公園として保護するようになりました。他にも絶滅危惧種のトラ、アジアゾウ、アジアスイギュウなども生息。

ここではカジランガ国立公園がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、カジランガ国立公園について詳しくなること間違いなし!

目次

カジランガ国立公園とは?

カジランガ国立公園
画像素材:shutterstock

インド北東部のアッサム州に位置する公園で、ヒマラヤ山脈南部に広がる草原地帯となっています。ここはブラマプトラ川が氾濫することで、ジールスという小さな湖が草原に点在するという独特の地形。そして、20世紀には絶滅の危機に瀕していたインドサイの生息地でもありました。

インドサイは、角が漢方薬として貴重だったため、当時は密猟に遭うことが多く、数が激減してしまったのですが、現在は全世界の生息数の2/3にもなる約2000頭がここで暮らしています。他にもトラが世界で最も密集している生息地としても有名で、絶滅危惧種であるアジアゾウ、アジアスイギュウ、バラシンガジカなども生息。そして、園内の河川にはガンジスカワイルカも見られます。

カジランガ国立公園はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

カジランガ国立公園
画像素材:shutterstock

カジランガ国立公園が評価されたのが、以下の点。

登録基準(ix)
ブラマプトラ川の氾濫によって形成された、湿原のように湿った草原が公園の2/3を占め、多くの動物が生息していて、生態系のサイクルが生み出されているということ。

登録基準(x)
園内には絶滅危惧種であるインドサイが約2000頭以上も生息していることが評価。トラの保護区でもあり、絶滅危惧種のアジアゾウ、アジアスイギュウ、バラシンガジカなども住んでいるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

カジランガ国立公園は、ブラマプトラ川の氾濫によって草原に生態系のサイクルが築かれ、そこに多くの貴重な動物が集まるという点で評価。そして、絶滅の危機に瀕しているインドサイの最大の保護区であると同時に、さまざまな絶滅危惧種が見られるというのもポイント。

実は、このカジランガ国立公園は、1904年にインド帝国の総督であった、英国のジョージ・カーゾンがここを家族で訪れた際に、インドサイが見ることができなかったというのが公園開設のきっかけ。ジョージの夫人であっためラリーがここの自然を保護するように夫に説得し、1905年に保護されるように。…ある意味、セレブの一声でインドサイも絶滅を免れたかもしれないと思うと、セレブの一声が地球の生態系を救っているのかもしれませんね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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