フランスの世界遺産「コルドゥアン灯台」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準 (1), (4)
登録年2021年

コルドゥアン灯台は、フランス南西部の海岸沿いにある灯台。17世紀に建造された壮麗な塔は、18世紀後半に大幅に改築され、世界でも最先端技術が施された機能的な灯台へと変化。ここは灯台の建築史において非常に重要なものとなっています。

ここではコルドゥアン灯台がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、コルドゥアン灯台について詳しくなること間違なし!

目次

コルドゥアン灯台とは?

画像素材:shutterstock

フランス南西部ジロンド県に位置する灯台で、ジロンド川が作り出す干潟に造られたもの。ここは大西洋を行く船の為に使用されていた灯台でした。付け柱や彫刻などで装飾された高さ67.5mの灯台は、今でも現役で使用されています。

もともとは8世紀頃から海上を行き交う船の為に篝火が置かれていましたが、現在の灯台は17世紀にフランス国王アンリ3世の命を受けたルイス・デ・フォワによって設立された塔がベースとなっています。当時は古代ローマやルネサンス様式を取り入れた壮麗な建築物でした。内部は王が滞在する時に使用する部屋や礼拝堂なども設置された豪華な造り。

画像素材:shutterstock

しかし、デザイン重視だったため、灯台としての機能は弱く、改築が必要でした。よって、18世紀後半は新古典様式で修復され、現在見られるようなシンブルなデザインへと変更。そして、時代が進むにつれ、照明は石油や電気などが使用されていったものの、構造は歴史的建造物のままであるというユニークな灯台へとなったのです。

コルドゥアン灯台はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

コルドゥアン灯台が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
これはフランス王国のシンボル的存在だった、17世紀に築かれた塔であり、現在まで使用されている灯台の傑作であるという点。

登録基準(iv)
17世紀に周囲を行く船のために建造され、18世紀後半には機能的な灯台となり、大きなレンズが変更となったため、館内の設備は科学技術が施され、灯台建築の歴史において非常に重要なものであるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

灯台という珍しい世界遺産ではありますが、大航海時代も終わりの17世紀にここを通る船のために建造され、18世紀には世界最先端の灯台となり、当時のフランスの科学技術が見られるという点がポイント。

ところで、ジロンド県といえば、フランスの3大ワインの産地でもあるボルドー地方が含まれます。ここで作られたワインを船で世界各地へと運ぶために、灯台は使用されていたのです。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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