スウェーデンの世界遺産「ターヌムの岩絵群」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1), (3), (4)
登録年1994年

スウェーデン南西部、ノルウェーの国境近くにあるターヌムには、紀元前1700年から紀元前500年ころに描かれた1500以上の岩絵が残ります。ここは花崗岩を削って作られ、人間や動物、武器、ボートなどが描かれています。これらは青銅器時代のスカンジナビア半島の人々の生活や信仰が分かるというもの。

ここではターヌムの岩絵群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ターヌムの岩絵群について詳しくなること間違いなし!

目次

ターヌムの岩絵群とは?

ターヌムの岩絵群
画像素材:shutterstock

スウェーデン南西部のヴェストラ・イェータランド県にある小さな村ターヌムの郊外では、青銅器時代(紀元前1700年〜紀元前500年)の人々によって花崗岩を削って作られたという1500もの岩絵が1972年に発見。これらは1万4000年前にスカンジナビアの氷河が北上し、柔らかい岩肌が露出したという背景もあり、人々はまず輪郭線を削り、ノミや石鎚のようなもので岩肌を削って、赤い顔料で色を付けていきました。

そのモチーフは、人間や動物、武器、ボートなどであり、中には農業や航海、戦闘、宗教儀式にまつわるものも含まれていて、これらは先史時代のスカンジナビアの人々の生活や信仰が見られる岩絵として貴重なもの。

ターヌムの岩絵群はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ターヌムの岩絵群
画像素材:shutterstock

ターヌムの岩絵群が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
ターヌムの岩絵群は、青銅器時代の美術作品として傑作であるという点。

登録基準(iii)
ターヌムの岩絵群からは、スカンジナビアの青銅器時代の暮らしが分かるということ。

登録基準(iv)
ターヌムの岩絵群は、この地で人類が農業を継続しながら定住が続けられたという証拠であるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ターヌムの岩絵群からは、先史時代にスカンジナビアの暮らしが見られ、厳しい環境のなかで人類が農業を続けながら定住してきたという証拠でもあるという点で評価されてます。

ちなみに、ノルウェーの北極圏にある「アルタの岩絵」も非常によく似ていて、このような岩絵は当時の北欧ではよく見られたアートだった様子。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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