千葉県といえば、東京からのアクセスがよく、エンタメ施設や温泉地でいっぱい。歴史的な建造物というと成田山新勝寺があることでも有名ですね。房総半島には鋸山や亀岩の洞窟といったユニークな自然が見られるものの…世界遺産はあるでしょうか?
ここでは、千葉県の世界遺産はあるのか?世界遺産マニアが分かりやすく解説していきましょう。
千葉県に世界遺産は存在しない?
関東地方でも南東に位置し、房総半島が大部分を占める千葉県。西側は東京からのアクセスも良く、ベッドタウンやディズニーランドなどの日帰りできるエンタメ施設なども多いのが特徴です。関東三大不動のひとつ、成田山新勝寺があることで有名ではありますが、房総半島にはマザー牧場や鴨川シーワールド、東京ドイツ村など、一泊二日で訪れたいエンタメ施設が多いですね。
しかし、観光客には人気のあるスポットではありますが、どれも世界遺産としては登録されていません。これはなぜでしょうか?
実は世界遺産に登録させるには、世界遺産条約の締約国の政府が世界遺産センター(世界遺産委員会事務局)の協力を受けながら世界遺産候補である「暫定リスト」を作成する必要があるのです。つまり、暫定リストに掲載されていない遺産は、世界遺産に推薦することはできません。
そして、現在の日本の暫定リストには千葉県の遺産は記載されていないため…残念ながら世界遺産になる可能性は今のところ0%です。まずは、世界遺産になるほどの魅力的なスポットを、世界遺産にする理由を探す段階である限り、世界遺産は生まれないのです。
千葉県には世界遺産がないが、近くには世界遺産「国立西洋美術館」がある!
千葉県には世界遺産はないですが、千葉に近いのが東京の上野にある国立西洋美術館。これは近代建築の三大巨匠の一人として有名なル・コルビュジエ(1887〜1965年)によって設計されたもので、世界に点在する「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産の一つ。
ここは2階建ての建造物で、ル・コルビュジエの「無限成長建築」というコンセプトのもと、来館者は中心から渦巻状に展示物を眺めるということだけでなく、拡張が必要となったら外側に建築物を継ぎ足すことが可能であるというのが最大の特徴です。
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世界遺産マニアの結論と感想
残念ながら千葉県には世界遺産がありません。お隣の東京都には、国立西洋美術館があるものの、千葉と合わせて訪れるというものでもないもの。しかし、世界遺産がないからといって千葉県に魅力がないわけではありません。特に房総半島は、海に囲まれていて自然がたっぷりですし、週末にのんびりと過ごせる場所が多いのが特徴ですよ。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。