ニカラグアは中央アメリカでも中部に位置していて、メキシコを除くと中米で最大面積を誇る国。北部は山岳地帯となっていて、その中の「モモトンボ火山」は有史以来、何度も噴火し、地震もよく発生するため、周囲の都市は何度も破壊されてしまっています。そんなニカラグアですが、世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ニカラグアの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
レオン・ビエホ遺跡群
首都マナグアから北西へ68kmの位置にあり、広大なマナグア湖の西端に位置するレオン・ビエホは、モモトボ火山のすぐに位置する遺跡。ここはニカラグアの創始者であるフランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバによって1524年に設立されました。
しかし、1578年にモモトンボ火山が噴火すると、都市は部分的に破壊。さらに1610年の地震で残っていた建築物もすべて崩壊してしまいました。現在は廃墟となっていますが、当時のスペイン帝国の社会構造が見られる遺構として重要なもの。
詳細はこちら↓
レオン大聖堂
ニカラグア西部にある大都市レオンは16世紀に築かれた町ではありますが、17世紀にはモモトンボ火山の噴火によって上記のレオン・ビエホが破壊され、町を丸ごと現在の位置に移転させたという歴史を持ちます。
ここには中米最大級の大聖堂があり、グアテマラの建築家ディエゴ・ホセ・デ・ポレス・エスキベルによって設計され、これは1747年から19世紀初頭にかけて建造。バロックから新古典主義へと移行期の特徴が見られる聖堂です。
詳細はこちら↓
世界遺産マニアの結論と感想
ニカラグアの世界遺産としては、文化遺産2件だけではありますが、スペイン統治下に築かれた都市遺跡や大聖堂が残っていて、かつての暮らしが今でもわかるというのが魅力です!ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。