ナイジェリアはアフリカ西部に位置していて、人口は2億人を越え、世界でも7番目の人口を有する多民族国家。ここには独特の暮らしを続けてきた集落や神聖な森など、さまざまな遺産がありますが、世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ナイジェリアの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
スクルの文化的景観
スクルは、カメルーンの国境沿いにあるアダマワ州に位置していて、標高1045mに位置にある高原に築かれた集落。ここは古くより製鉄と農業で栄えた地で、現在でも段々状の棚田や石造りの建造物が並ぶ中、16世紀に遡る製鉄所や穀物倉庫、祭祀施設が残っています。
現在はヒデ(首長)の宮殿跡や段々状の棚田が広がっていて、自然の中で独自の文化が見られるという点で文化的景観として登録。
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オシュン=オショグボの聖なる木立
ナイジェリア南西部のオシュン州の州都オショグボ。ここは古くから西アフリカでも最大の民族集団であるヨルバ族が暮らす地で、オショグボの郊外には多くの神聖な森があり、現在でも崇拝されています。
森はヨルバ族の神々の一人、オシュン神の住処としてされてきました。ここは古くからオシュン神を祀る聖域があり、そこにはオブジェのような祭壇や20世紀に建造された彫刻など、ヨルバ族のアイデンティティが残る場所。
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世界遺産マニアの結論と感想
ナイジェリアの世界遺産としては2件と少ないですが、250もの民族が住むという多民族国家であるだけに、独特の文化を持つ集落の文化的景観が見られるのが魅力です!ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。