登録区分 | 文化遺産 |
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登録基準 | (2),(4) |
登録年 | 1998年 |
ベルクール広場は「リヨン歴史地区」の構成資産の一つ。リヨンの中心部であり、フランスでも3番目の規模を誇る広場。ところで、ベルクール広場はなぜ世界遺産なのでしょうか?
ここではベルクール広場がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ベルクール広場について詳しくなること間違なし!
ベルクール広場とは?
ソーヌ川とローヌ川に挟まれた半島にあるリヨンの中心部である広場。もともとはローマ時代に集落があったものの、その後は湿地帯となり、17世紀に広場として利用されるようになりました。中央にはルイ14世の銅像が立っていて、これは1708年にルイ14世が広場の所有権を得たということに由来しています。ベルクール広場という名前になったのは、第三共和政(1870〜1940年)になってからで、現在は不定期にイベントが開催される市民の憩いの場。
広場の南西部の道路を越えた先には、『星の王子さま』と作者のサン=テグジュペリの像があります。彼はこの近くのアパートで生まれたということもあり、ここはファンが訪れる場所としても有名。
ベルクール広場はどんな理由で世界遺産に登録されているの?
ベルクール広場が評価されたのが、以下の点。
登録基準(ii)
リヨンは、ヨーロッパ各地から文化が多く入ってきたことから商業都市として栄え、2000年以上に渡って都市が継続してきたという点。
登録基準(iv)
リヨンは、何世紀にも渡る建築物や都市の設計の発展が見られるということ。
世界遺産マニアの結論と感想
ベルクール広場は、ローマ時代から利用されていて、周囲の建造物は何世紀にも渡って都市が発展したということを証明するという点で評価されています。
ちなみに、広場はあまりにも広すぎるので、冬になるとなんと高さ60mもの大観覧車が置かれます。これはリヨンの冬の名物詩でもあるんですよ。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。