「世界三大」とはあくまでも日本で広く知られる表現であり、「世界三大がっかり名所」もそのカテゴリーで、誰が言ったか、海外旅行でがっかりするスポットといえばこれ!という基準で選ばれたもの。その中でも世界遺産に登録された陵墓はいくつあるでしょうか?
ここでは、世界三大がっかり名所について世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
シドニー・オペラハウス/オーストラリア
オーストラリア東南部にある最大都市シドニー。オペラハウスは街の北側にあるポート・ジャクソン湾に突き出した、ベネロング・ポイントの要塞跡に建造されたもの。ここはデンマークの建築家ヨーン・ウッツォンによって港の景観に馴染むように設計された、20世紀建築の傑作でもあります。
3つのコンクリート・シェルで構成される壮麗なオペラハウスは、オーストラリアのシンボル。館内ではオペラ以外でも、オーケストラの演奏会やミュージカル、演劇、ピアノの演奏会など、さまざまな演目が行われています。
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マーライオン/シンガポール
シンガポールの中心でもあるダウタウンコア地区に近い、マーライオン公園にある高さ8.6mの像。マーライオンは、ライオンの頭と魚の身体を持つという伝説の生き物で、シンガポールの名前の由来が「ライオン(シンガ)の都市(プーラ)」であったことから守り神でもあったとされるもの。
国を象徴するキャラクターとして、もともとは1972年にシンガポール川の河口に築かれました。しかし、巨大なエスプラネード橋が1997年に完成して正面から見られなくなったために、2002年に現在の位置に移転。
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人魚姫の像/デンマーク
コペンハーゲンの東にあるカステレット要塞の北東側にある像。アンデルセンの童話『人魚姫』をモチーフにしていて、現在は観光名所となっています。
これはカールスバーグ醸造所の創立者の息子、カール・ヤコブセンによって制作されたもので、人魚姫の顔は当時人気のあった歌手、それ以外は制作を担当した彫刻家であるエドヴァルド・エリクセンの妻をモデルにしたもの。よって、人魚姫は下半身が魚であるのに、二本足の足首まで人間であるという、かなりアレンジされたものになっています。
世界遺産マニアの結論と感想
誰が言ったのかは不明ですが、世界三大がっかりのうち、世界遺産に登録されているのはシドニー・オペラハウスだけ。とはいえ、この世界三大がっかりはメディアによって、名所の場所が異なり、オペラハウスの代わりにブリュッセルの小便小僧がリストアップされていることも。…このあたりはまだまだ議論がありそう。どれが「世界三大」かについてもまだまだ考察の余地があるので、ぜひいろいろと考察してみてくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。