登録区分 | 文化遺産 |
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登録基準 | (2), (4), (6) |
登録年 | 1996年 |
ザルツブルク大聖堂は「ザルツブルク市街の歴史地区」の構成資産の一つ。旧市街に位置するバロック様式の大聖堂で、音楽家モーツァルトゆかりの大聖堂でもあります。ところで、ザルツブルク大聖堂はなぜ世界遺産なのでしょうか?
ここではザルツブルク大聖堂がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ザルツブルク大聖堂について詳しくなること間違なし!
ザルツブルク大聖堂とは?
ザルツァハ川の左岸にあり、旧市街に位置する大聖堂は8世紀に創設。しかし、落雷などの崩壊と再建を繰り返し、現在見られるものは、17世紀にイタリア人建築家を招いてバロック様式で再建されたもの。1万人収容可能というほどに広大な大聖堂であり、ドームを含めた高さは142m。豪華に装飾されたファサードが特徴的です。
内部には14世紀に建造された洗礼盤があり、世界的に有名な音楽家のモーツァルトもここで洗礼を受けたとされています。内部は光を取り入れるような設計となっていて、6000本のパイプがあるヨーロッパ最大のパイプオルガンがあることでも有名です。
ザルツブルク大聖堂はどんな理由で世界遺産に登録されているの?
ザルツブルク大聖堂が評価されたのが、以下の点。
登録基準(ii)
ザルツブルクは、イタリアとドイツなどの文化が交差することで、長期に渡って文化交流が行われていたという点。
登録基準(iv)
中世後期から20世紀にかけての建造物が多く残り、ヨーロッパの宗教都市として重要な例であるということ。
登録基準(vi)
ザルツブルクはモーツァルトの生誕地でもあり、特に音楽の発展においては重要な役割を果たしてきたという点。
世界遺産マニアの結論と感想
現在のザルツブルク大聖堂はイタリア人建築家によって設計されたように、各国との文化交流が見られ、モーツァルトもここで洗礼を受けたことからゆかりの地の一つであるという点で評価されています。
ちなみに、モーツァルトが作曲した曲というと交響曲やオペラなどのイメージがあると思いますが、実はミサの曲も多く作曲していて、彼がミサのために作曲した曲もザルツブルク大聖堂で演奏されたと言われています。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。