タイの世界遺産「ワット・シーチュム」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(3)
登録年1991年

ワット・シーチュムは「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」の構成資産の一つ。タイ北部にあるスコータイ遺跡でもシンボル的存在で、13世紀に建造された仏像の高さは15.6m。ところで、ワット・シーチュムはなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではワット・シーチュムがなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ワット・シーチュムについて詳しくなること間違なし!

目次

ワット・シーチュムとは?

ワット・シーチュム
画像素材:shutterstock

スコータイの旧市街でもある歴史公園の北西部に位置する寺院遺跡。ここは13世紀に着工し、14世紀末に完成しました。シー・チュムは「菩提樹の森」をいう意味で、サイルータイ王(在位:1368〜1399年)によって建造されたと伝わっています。

中央の巨大な仏堂は高さ15.6m。仏堂にある大仏は遺跡内最大の大きさで、 スコータイのシンボル的な存在。仏堂の左側の壁にはトンネルがあり、そこには釈迦の前世(ジャータカ)の肖像が掘られた石板が50点発展され、タイ美術においては最古の描画とされています(現在は博物館にて保管)。

ワット・シーチュムはどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ワット・シーチュム
画像素材:shutterstock

ワット・シーチュムが評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
町の計画から多くの仏教建築、配水などのインフラなど、充実した都市であったということ。

登録基準(iii)
タイ初期の芸術と建築、言語、文学、宗教などがスコータイにて開花したという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ワット・シーチェムは、遺跡内の仏教建築においても最高峰のもので、肖像が描かれた石板はタイ初期の芸術が見られるという点で評価されています。

ちなみに、石板が発見されたトンネルは人が隠れるのにちょうどよく、伝説では、後の時代のアユタヤ王が兵士や国民を鼓舞するために、仏が語りかけているように演出したことがあるとか。…仏堂の音響効果もありそうですし、なんとなく本当のことように感じますね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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