中部アフリカに位置するカメルーン。国内には熱帯雨林やステップ地帯、山岳地帯などが続く、自然豊かな国。特に世界有数の多雨地となっていて、貴重な植物や動物が生息することでも知られます。そんなカメルーンには世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、カメルーンの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ジャー動物保護区
カメルーン南部のコンゴ盆地にある熱帯雨林保護区は1950年に設立され、約90%は手付かずのままというアフリカの熱帯雨林でも最大規模の保護区です。ここはジャー川の本流と支流に囲まれていて、ランやシダなどの原始的な植物が多く生息するという生物多様性が見られます。
この地には絶滅危惧種のニシローランドゴリラなど、107の哺乳類が生息し、小柄の狩猟民族であるバカ(ピグミー)族も住んでいます。
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サンガ川流域の3か国保護地域(コンゴ共和国・中央アフリカと共同)
サンガ川はコンゴ川の支流で、コンゴ共和国、カメルーン、中央アフリカの3ヶ国の国境沿いを流れています。ここは南からコンゴ共和国の「ヌアバレ=ンドキ国立公園」、カメルーンの「ロベケ国立公園」、中央アフリカの「ザンガ=ンドキ国立公園」の3つの自然公園で構成されていて、約7500平方kmもの広大な熱帯雨林が広がっているエリア。
絶滅危惧種のマルミミゾウやニシローランドゴリラやチンパンジー、さらにナイルワニや大型肉食魚ムベンガなど、多種多様な動物が維持できる環境が広がっています。
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世界遺産マニアの結論と感想
カメルーンの世界遺産としては1件だけではありますが、構成資産を含めると合計で2箇所登録。単独で世界遺産に登録されているジャー動物保護区には、ニシローランドゴリラが住む貴重な森が広がっていて、カメルーンらしい遺産でもあります。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。