セントクリストファー・ネイビスの世界遺産「ブリムストーン・ヒル要塞国立公園」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(3), (4)
登録年1999年

カリブ海東部に位置する小アンティル諸島でも最小の国家セントクリストファー・ネイビス連邦。ここは英国の植民地として、サトウキビの生産地として重要な場所だったため、島の西部のブリムストーン・ヒルに要塞が築かれました。これらはアフリカ人奴隷によって17〜18世紀に作られ、その後も修復・維持され、現在でも保存状態は良好。

ここではブリムストーン・ヒル要塞国立公園がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ブリムストーン・ヒル要塞国立公園について詳しくなること間違いなし!

目次

ブリムストーン・ヒル要塞国立公園とは?

画像素材:shutterstock

カリブ海の島国であるセントクリストファー・ネイビスのセントクリストファー島には、西インド諸島でも最大の要塞史跡であるブリムストーン・ヒル要塞国立公園があります。ここは15世紀にコロンブスによって「発見」されると、サトウキビの生産地となり、英国とフランスの係争地となりました。

英国は、17世紀にフランス軍に対応するため、要塞を建造すると、ここは拠点となり、アフリカ人奴隷によって拡張工事を進められ、18世紀には英国式の巨大要塞となりました。そして、島は西インド諸島の拠点として「西インド諸島のジブラルタル」と呼ばれるほどに。

ここは標高約230mの丘を利用して建造。丘の3分の1が要塞となっていて、麓の採掘場から削り取った玄武岩のブロックを積み重ねて作られました。頂上にあるジョージ要塞は、18世紀に完成し、「多角形型の要塞」としては最古のものです。しかし、要塞はハリケーンによって1851年に放棄されてしまいますが、1965年に国立公園となり、修復されたため保存状態はかなり良好。

ブリムストーン・ヒル要塞国立公園はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ブリムストーン・ヒル要塞国立公園が評価されたのが、以下の点。

登録基準(iii)
ブリムストーン・ヒル要塞国立公園は、カリブ海におけるヨーロッパ植民地のアフリカ人奴隷によって築かれた、英国式の要塞であるという点。

登録基準(iv)
ブリムストーン・ヒル要塞国立公園は、その戦略的な設計が施され、17〜18世紀の英国の軍事建築物のよく保存されたものであるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

英国のカリブ海防衛の拠点であったブリムストーン・ヒル要塞は、大英帝国のアフリカ人奴隷の労働力によって築かれ、17〜18世紀の英国式要塞の構造がよく保存されているという点で評価されています。

ちなみに、セントクリストファー島は、セントキッツ島とも呼ばれますが、「キッツ(Kitts)」はヨーロッパにとっての発見者であるコロンブスのファーストネームであるクリストファーの短縮形。よって、島民はキティシャンと呼ばれます。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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