ベルギーの世界遺産「トゥルネーのノートルダム大聖堂」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(2),(4)
登録年2000年

ベルギー西部に位置するトゥルネーはベルギーでも最古の町の一つ。ここには司教座が置かれ、12世紀前半にノートルダム大聖堂が築かれました。大聖堂はロマネスク様式の身廊に、ゴシック様式の5つの尖塔や聖歌隊席が築かれ、2つの建築様式が混在し、ゴシック様式でも早い時期に作られた先駆的な建造物。

ここではトゥルネーのノートルダム大聖堂がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、トゥルネーのノートルダム大聖堂について詳しくなること間違いなし!

目次

トゥルネーのノートルダム大聖堂とは?

トゥルネーのノートルダム大聖堂
画像素材:shutterstock

トゥルネーは、フランスとの国境沿いに広がるエノー州にあり、ローマ時代にはエスコー川沿いに兵営都市が存在。フランク王国の創始者であるクローヴィス1世はここで生まれ、6世紀には司教座が置かれました。町のシンボルでもあるノートルダム大聖堂は、12世紀にロマネスク様式として建造され、13世紀にゴシック様式の尖塔と聖歌隊が加えられたりと、ロマネスク様式とゴシック様式が混在するもの。

身廊はロマネスク様式が残っていて3層のアーチが50mほど続き、13世紀には他の地域より先んじてゴシック様式の聖歌隊席が加えられました。そして、ファサードには2つの塔があり、合計で5つのゴシック様式の尖塔がシンボルとなっています。これらは現在のフランス北部の各都市との交流が見られるもの。

トゥルネーのノートルダム大聖堂はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

トゥルネーのノートルダム大聖堂
画像素材:shutterstock

トゥルネーのノートルダム大聖堂が評価されたのが、以下の点。

登録基準(ii)
トゥルネーのノートルダム大聖堂は、12世紀初頭から短い期間にイル・ド・フランス地方、ライン川周辺、ノルマンディー地方で流行し始めたゴシック建築様式を持つ都市間との交流が見られるという点。

登録基準(iv)
トゥルネーのノートルダム大聖堂は、セーヌ河以北の広大なゴシック様式の大聖堂の先駆け的な建造物であったということ。

世界遺産マニアの結論と感想

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、当時のイル・ド・フランス地方から広がったゴシック様式の普及が見られる建築物で、ヨーロッパ各地で建造されたゴシック様式の建造物の中でも先駆け的存在であるという点で評価されています。

ちなみに、トゥルネーには12世紀に建造されたベルギー最古とされる鐘楼があり、これは1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されています。ノートルダム大聖堂も翌年世界遺産に登録されたので、同じ町で2年連続で登録されたという珍しい遺産。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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