ペルーの世界遺産「チャビンの考古遺跡(チャビン・デ・ワンタル)」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(3)
登録年1985年

ペルー中部にあるブランカ山脈の東側、標高3200mに位置するチャビンの遺跡は紀元前900年頃〜紀元200年頃に繁栄したアンデス文明の起源ともされる場所。敷地内には正方形の神殿があり、最奥部にはジャガーを擬人化した主神体ランソン像があります。ここはチャビン文化の中心でもあったと考えられる場所。

ここではチャビンの考古遺跡(チャビン・デ・ワンタル)がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、チャビンの考古遺跡について詳しくなること間違なし!

目次

チャビンの考古遺跡(チャビン・デ・ワンタル)とは?

画像素材:shutterstock

チャビンの考古遺跡(チャビン・デ・ワンタル)は、ペルー中央部のアンカシュ県ワリ群にある遺跡。ここはペルーの首都リマから北へ約250kmの山奥にあります。チャビンは、紀元前10世紀〜紀元前3世紀に栄えた文明で、チャビン・デ・ワンタルは当時のアンデスの宗教の中心地であり、巡礼地でもあったと考えられます。ここは南米でも最も古いとされる石造祭祀遺跡が残る場所。

ここには2つの神殿があり、旧神殿と新神殿があります。地下には回廊があり、壁には動物型の彫刻が施されていました。そして、神殿の最奥部にはジャガーを擬人化したランソン像などが配され、この地は政治的にも宗教的にも中心地であったと考えられています。

チャビン・デ・ワンタルで発見された文様を持つ出土品が太平洋沿いで発見されたため、チャビン文化こそが(土器を利用することが文明という点では)アンデスの文明の起源とされています。

チャビンの考古遺跡(チャビン・デ・ワンタル)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

チャビンの考古遺跡が評価されたのが、以下の点。

登録基準(iii)
南米の古代文明の一つであるチャビンの考古遺跡は、当時はチャビン文化の中心地であり、敷地内には古代アンデスの社会や技術、宗教などが見られるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

アンデス文明の形成期の一つでもあるチャビンは、神殿を中心とした宗教都市でもあり、政治の中心でもあったと考えられ、遺構や出土品などからは、古代アンデスの社会や宗教、技術などが見られるという点で評価されています。

ちなみに、1996年にペルーのリマで発生した「在ペルー日本大使公邸占拠事件」では、4ヶ月以上もテロリストが占拠しましたが、最終的に地下トンネルから侵入した為、その地下トンネルをチャビン・デ・ワンタルの地下回廊をイメージしたのか、「チャビン・デ・ワンタル作戦」と名付けられました。意外なところで日本と関係があったのです。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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