ピラミッドは基本的に一人のファラオに一基というものではありますが、その中でも一代で三基ものピラミッドを築いたのがスネフェル王(在位:紀元前2600年前後)。しかし、その治世は謎に包まれています。スネフェル王とはどういった人物だったのでしょうか?
今回はスネフェル王がどんな人物だったかを世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、スネフェル王について具体的に理解できること間違いなし!
スネフェル王とはどんな人物?

ギザに大ピラミッドを築いた、クフ王の父であり、第4王朝の創設者であるスネフェル王は、国内に築いた3つのピラミッドを残っていることで有名。その治世は謎に包まれていますが、彼の治世は紀元前13世紀に制作されたトリノ王名表では24年、赤のピラミッドで発見された碑文からは、少なくとも27年は統治していたとされています。
彼はメイドゥームやダハシュールにあるネクロポリス(墓地遺跡)でピラミッドを築いたのですが、その理由は不明。最初に築いたピラミッドはメイドゥームの崩壊したピラミッドであり、ここは彼の父(もしくは義理の父)であったフニ王のものを、彼が引き継いだとされています。その事業を行うためには労働力や資材を確保する必要があり、南部のヌビア地方や隣国のリビアを征服したということが碑文で分かっていて、彼の時代はエジプトが大いに発展したという可能性が見られるもの。
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屈折ピラミッド/エジプト



首都カイロからから南へ約40kmにあるダハシュールにあるピラミッドで、高さは105m、底辺は189m。途中で傾斜角度が変わっているのが特徴。上部が43度22分、下部は54度27分となっていて、これは製作途中に同時期に建造していたピラミッドが崩れたため、工法を変更したという説もあり、何かしら崩壊の可能性があったとされています。
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赤いピラミッド/エジプト



屈折ピラミッドから1kmほどの距離にあり、高さは105mとエジプトではギザのクフ王、カフラー王についで3番目に高いピラミッドとなっています。建設に関しては、はっきりとはしていないのもの、紀元前2590年ころから始まったと考えられ、傾斜はそれまでのピラミッドとは異なり、底辺から頂上まで約43度という角度が変わらない世界初の真正ピラミッド。
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世界遺産マニアの結論と感想
スネフェル王は第4王朝の創始者であり、古代エジプトでも珍しく、三基のピラミッドを築いた人物であるにもかかわらず、彼の治世は謎に包まれています。しかし、それだけの財力を築いたという点で、クフ王以上の権力であったとされているため、これからの研究に期待ですね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。