ドバイに世界遺産はあるの?世界遺産マニアがそのあたりの事情を解説

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ドバイの正式名称はドバイ首長国であり、アラブ首長国連邦を構成する7つの国の一つ。世界の空港利用者数ランキングでも1位を誇る空港を持ち、世界最大のハブ空港として観光開発がされている注目のエリア。そんなドバイには世界遺産はあるでしょうか?

ここでは、ドバイの世界遺産はあるのか?世界遺産マニアが分かりやすく解説していきましょう。

目次

ドバイに世界遺産は存在しない?

ドバイ
画像素材:shutterstock

ドバイはアラビア半島東部に位置する砂漠地帯にあるアラブ首長国連邦を構成する首長国の一つ。ペルシャ湾に面していて、埼玉県とほぼ同じ大きさであるものの、市街地はその1/10でしかないとされています。

1960年代までは貧しい農村でしたが、その後石油が発見されてインフラが整備されていくと、中東随一の空港が造られ、自由貿易エリアを設けたことで、人口300万人を超える大都市に発展してきました。それもあり、観光都市としては有名なのですが、歴史地区はあるものの、世界遺産として認められるほどではありません。

ドバイ
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実は世界遺産に登録させるには、世界遺産条約の締約国の政府が世界遺産センター(世界遺産委員会事務局)の協力を受けながら世界遺産候補である「暫定リスト」を作成する必要があるのです。つまり、暫定リストに掲載されていない遺産は、世界遺産に推薦することはできません。

そして、現在のアラブ首長国連邦の暫定リストにはドバイ市内の遺産は記載されていないため…残念ながら世界遺産になる可能性は今のところ0%です。まずは、世界遺産になるほどの魅力的なスポットを、世界遺産にする理由を探す段階である限り、世界遺産は生まれないのです。

ドバイには世界遺産がないけど、隣のアブダビ首長国には世界遺産がある!

アル・アインの文化的遺跡群(ハフィート、ヒーリー、ビダー・ビント・サウドとオアシス群)

アル・アインの文化的遺跡群(ハフィート、ヒーリー、ビダー・ビント・サウドとオアシス群)
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ドバイの南に位置するアブダビ首長国のアルアインには、世界遺産にも登録されている遺跡があります。ここは歴史が古く、新石器時代から人々が暮らす地で、特に青銅器時代や鉄器時代の遺構が多く点在。

ここには紀元前2500年前の円形の石造りの墓などがあり、これらは新石器時代以降、砂漠地帯に人類が定住していたことを示すもの。そして、ヒーリーと呼ばれる地域には、鉄器時代に遡るという世界最古の灌漑施設アフラージュが存在していたことで知られます。

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アラブ首長国連邦の世界遺産「アル・アインの文化的遺跡群(ハフィート、ヒーリー、ビダー・ビント・サ... アラブ首長国連邦を構成するアブダビ首長国の東に位置するアル・アイン。ここには紀元前2500年前の円形の石造りの墓などがあり、これらは新石器時代以降、砂漠地帯に人類が定住していたことを示すもの。そして、ヒーリーと呼ばれる地域には、鉄器時代に遡るという世界最古の灌漑施設アフラージュが存在していたことで知られます。 ここではアル・アインの文化的遺跡群がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、アル・アインの文化的遺跡群について詳しくなること間違なし!

世界遺産マニアの結論と感想

残念ながらドバイには世界遺産がありません。しかし、アル・アインまでは、ドバイからツアーなどで日帰りでも行くことも可能。世界遺産巡りの拠点としては理想的な位置にあるので、世界遺産を求める人にもおすすめですよ。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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