東ティモールは、インドネシアとオーストラリア大陸の間に位置するティモール島の東側にある国家。ポルトガルやインドネシアなどの支配を経て1999年に独立した新しい国家で、21世紀最初の独立国として記憶に新しいところ。
ここでは、東ティモールの世界遺産はあるのか?世界遺産マニアが分かりやすく解説していきましょう。
東ティモールに世界遺産は存在しない?

東ティモールは、インドネシア南東部にある小スンダ列島の一番東側にあるティモール島の東半分に位置する国家。ティモール島は、1520年にポルトガルによって領有宣言するも、その後、オランダも入植を始め、1860年に東西に分割し、西側がオランダ領、東側がポルトガル領に。その後、西側が独立した後、1975年にインドネシアが東側も実行支配したため、1999年にはインドネシアから独立したという複雑な歴史を持っています。
それもあり、経済は石油や天然ガス頼りなところがあり、まだまだ発展途中であるという段階ではあります。国土には山岳地帯が多く、自然が多く残されている一方、ティモール島には世界遺産としては登録されていません。これはなぜでしょうか?



実は世界遺産に登録するには、世界遺産条約の締約国の政府が世界遺産センター(世界遺産委員会事務局)の協力を受けながら世界遺産候補である「暫定リスト」を作成する必要があるのです。つまり、暫定リストに掲載されていない遺産は、世界遺産に推薦することはできません。
そして、現在の東ティモールの暫定リストには遺産が一つも選定されていないため…残念ながら世界遺産になる可能性は今のところ0%です。まずは、世界遺産になるほどの魅力的なスポットを、世界遺産にする理由を探す段階である限り、世界遺産は生まれないのです。
世界遺産マニアの結論と感想
残念ながら東ティモールには世界遺産がありません。しかし、それは現段階の話。これから国内で世界遺産の推薦運動が盛んになるかもしれないですし、気長に待ちましょう!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。