登録抹消された世界遺産はいくつある?それぞれの理由を世界遺産マニアが解説

  • URLをコピーしました!

各国の推薦を受けて世界遺産委員会で「価値がある」という評価されてから登録されるのが世界遺産。しかし、景観が保護されなかったり、開発されてしまうと登録が抹消されることも!2024年現在は3件ほどが抹消されています。

ここでは、登録抹消された世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産の抹消理由を含めて解説していきましょう。

目次

アラビアオリックスの保護区/オマーン(2007年抹消)

アラビアオリックスの保護区/オマーン(2007年抹消)/登録抹消された世界遺産
画像素材:shutterstock

オマーンの中央部に位置し、砂漠と丘が連なるジダット・アル・ハラシース平原にある自然保護区。かつてはウシ科オリックス属のアラビアオリックスがオマーンでは多く見られたのですが、1972年に野生種が絶滅。しかし、アメリカで飼育されていたアラビアオリックスを1882年に再導入して保護区としました。

しかし、密猟とオマーン政府の設定区域の削減が原因で、景観の保護が損なわれるとされ、2007年には登録が抹消されてしまいました。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
登録抹消されたオマーンの世界遺産「アラビアオリックスの保護区」とは?世界遺産マニアが解説 オマーン中央部にある保護区で、ここは野生種が絶滅したアラビアオリックスを保護し、育成するという目的で設立されたもの。しかし、密猟が多く、オマーン政府の設定区域の削減というのが原因で、景観の保護が損なわれるとされ、2007年には登録が抹消されてしまいました。 ここではアラビアオリックスの保護区がなぜ世界遺産に選ばれ、そして、なぜ登録抹消されたのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、アラビアオリックスの保護区について詳しくなること間違なし!

ドレスデン・エルベ渓谷/ドイツ(2009年抹消)

ドレスデン・エルベ渓谷/ドイツ(2009年抹消)/登録抹消された世界遺産
画像素材:shutterstock

ドイツ東部ザクセン州の州都であり、工業都市・ドレスデンを流れるエルベ川沿いに沿ってさまざまな宮殿や庭園、産業関連の施設が続く景観が世界遺産に登録されていました。

しかし、2005年に新しいコンクリート橋の建設が決定すると、景観の保護が損なわれるとされ、2009年には登録が抹消されてしまいました。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
登録抹消されたドイツの世界遺産「ドレスデン・エルベ渓谷」とは?世界遺産マニアが解説 ドイツ東部の工業都市ドレスデンの周囲に広がるエルベ渓谷には、16〜20世紀まで宮殿、庭園、そして、街を発展させた産業遺産が多く並んでいます。しかし、2005年に新しいコンクリート橋の建設が決定すると、景観の保護が損なわれるとされ、2009年には登録が抹消されてしまいました。 ここではドレスデン・エルベ渓谷がなぜ世界遺産に選ばれ、そして、なぜ登録抹消されたのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ドレスデン・エルベ渓谷について詳しくなること間違なし!

海商都市リヴァプール/イギリス(2021年抹消)

海商都市リヴァプール/イギリス(2021年抹消)/登録抹消された世界遺産
画像素材:shutterstock

イングランドの中西部にあるリヴァプールは、もともとは小さな港町でしたが、17世紀になると商業都市として急成長し、やがて18〜19世紀には三角貿易の拠点として大いに発展。造船所や倉庫街、公共施設、商業地区など6つのエリアが登録されていて、これらは大英帝国の発展に重要な役割を果たました。

しかし、ウォーターフロント開発計画などの再開発により、景観の保護が損なわれるとされ、2021年には登録抹消されてしまいました。

詳細はこちら↓

あわせて読みたい
登録抹消されたイギリスの世界遺産「海商都市リヴァプール」とは?世界遺産マニアが解説 リヴァプールは、海商都市とされるだけあって、街には18〜19世紀の世界の主要な貿易港としての町並みが残っています。しかし、ウォーターフロント開発計画が原因で、景観の保護が損なわれるとされ、2021年には登録が抹消されてしまいました。 ここでは海商都市リヴァプールがなぜ世界遺産に選ばれ、そして、なぜ登録抹消されたのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、海商都市リヴァプールについて詳しくなること間違なし!

世界遺産マニアの結論と感想

2024年現在、まだ3件しか登録抹消されていないものの、危機遺産(危機にされされている遺産)は56件もあって、世界遺産委員会の決定によっては登録抹消してしまうことも…。世界遺産に登録されたからといって未来永劫その遺産が残るかどうかは、その国と住民たちの「努力次第」なのですね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

目次