アフリカ南東部に位置するモザンビークは、2500kmもの海岸線が広がっています。かつてはポルトガルの植民地で、国内には当時の名残を残す建物が今でも残っているのが特徴。そんなモザンビークには世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、モザンビークの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
モザンビーク島

モザンビーク島は、モザンビーク共和国の北東部、大陸の海岸から約4kmの距離にある石灰岩のサンゴ礁で構成される島のこと。そもそもモザンビークという国名はこの「モザンビーク」から由来。大陸とは1960年に建造された橋と繋がっています。
ここは交易により東西の文化が入り交じる都市で、島にはアラビアやポルトガルの影響を受けた歴史的建造物が並び、ポルトガル統治時代の要塞や教会などが今でも残っています。
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イシマンガリソ湿地公園とマプト国立公園(南アフリカと共同)



モザンビーク南部のマプト州の海岸沿いに位置する保護区で、2021年に設立。沿岸には森林で覆われた砂丘と砂浜、さらに湖も点在。それだけでなく、湿地やマングルーブ林、サンゴ礁が広がっています。
ここはアフリカ大陸の中でも気候変動がほとんどなかったため、固有種が多いというのが特徴。沿岸はオサガメとアカウミガミの世界最南端の営巣地となっていて、インド洋でも重要な生息地となっています。アフリカの東海岸を飛来する渡り鳥のルートとなっていて、アフリカ南部の鳥類でも約33%見られる貴重なエリア。
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世界遺産マニアの結論と感想
モザンビーク単独の世界遺産としては文化遺産であるモザンビーク島1件だけ。しかし、ここはモザンビーク発祥の地であり、かつてのインド洋交易の繁栄が見られるという点でも大変貴重な遺跡でもあります。他にもマプト国立公園も自然保護区として評価。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。