チャドはアフリカ大陸中央部の内陸国。国土の北部は砂漠地帯、中部はサヘル、南部はサバンナが広がっています。大自然の絶景が広がる一方、かつて緑で覆われた大地だったことを示す岩絵などが残っているのが特徴。そんなチャドは世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、チャドの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ウニアンガ湖群
チャドの北部はサハラ砂漠に属していて、特にウニアンガ湖があるエリアは、年間洪水量が2mm以下という乾燥地帯となっています。地形としては盆地であるものの、約1万年前には大きな湖が存在してたのですが、後に乾燥したため、地下には当時の水が蓄えられ、現在は18もの湖が形成されています。
これらはウニアンガ・ケビルとウニアンガ・スリの2つのグループに分かれていて、塩湖や超塩湖、淡水湖など、それぞれカラフルで美しい湖が続いています。
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エネディ山地の自然的・文化的景観
チャド北東部にある東エネディ州と西エネディ州にまたがる広大なエリアで、ここは標高1450mのエディ山地を中心とした遺産でもあります。
アーチや尖塔のような奇岩が見られ、砂漠にありながら峡谷には水があり、動植物の生息が維持されてきました。この地では紀元前5000年代から岩絵が描かれ、これらはサハラ砂漠でも最大規模の壁画群の一つでもあります。
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世界遺産マニアの結論と感想
チャドの世界遺産としては、自然遺産が1つ、複合遺産1つの合計で2件。カラフルな湖が続くウニアンガ湖や、砂漠のかつての姿が描かれたエネディ山地など、他にはない個性的な遺産が見られるのがチャドの魅力でもあります。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。