富山県は北陸地方の中でも「越中」と呼ばれ、江戸時代は加賀藩の領地であったことから、現在の石川県とも文化の繋がりが強いエリア。世界遺産の合掌造り集落は岐阜の白川郷が有名ですが、富山にもいくつかあるんですよ。そんな富山県の世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、富山県の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
白川郷・五箇山の合掌造り集落
相倉集落(五箇山)/南砺市
富山県の南砺市に位置していて、最も北側にある合掌造り集落。ここは20棟の合掌造りの家屋が登録されていて、これらは江戸時代から明治時代にかけて建造されたもの。岐阜県の白川郷と同じく、段丘が多くて米作りには不向きな地で、戦国時代から江戸時代には塩硝作りが盛んで、当時この地を領地としていた加賀藩が買い付けていました。
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菅沼集落(五箇山)/南砺市
富山県の南砺市に含まれていて、岐阜県の県境に位置する集落。かつて上平村(かみたいらむら)と呼ばれていて、9軒の合掌造りの家屋が世界遺産に登録されています。菅沼の合掌造り家屋は、切妻側に入り口があるという「妻入り」の家屋が多いのが特徴。
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世界遺産マニアの結論と感想
富山県の世界遺産としては1件ではありますが、構成資産として数えると相倉と菅沼の2箇所が登録されています。合掌造りというと白川郷のほうが有名ではありますが、実は富山のほうは構造が少し違うというのもポイント。ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。