カナダの世界遺産「ジャスパー国立公園」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(7),(8)
登録年1984年

ジャスパー国立公園は「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」の構成資産の一つ。カナディアン・ロッキーでも北部に位置し、大きな川の源流がいくつかあることで知られ、岩と森の絶景が広がっています。ところで、ジャスパー国立公園はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではジャスパー国立公園がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ジャスパー国立公園について詳しくなること間違いなし!

目次

ジャスパー国立公園とは?

ジャスパー国立公園
画像素材:AdobeStock

アルバータ州南部にあり、カナダでも最古の国立公園・バンフ国立公園の北側に位置しています。総面積は約1万平方kmと、カナディアン・ロッキー最大の国立公園。ここは西部開拓時代には交易所があり、そこを管理していたのが、ジャスパーという人物で公園の名前もそこから由来しています。

カナディアン・ロッキーに広がるコロンビア氷原から氷河が流れ出し、それによって形成された景観が広がっています。園内には岩山や針葉樹の森が広がっていて、その中に氷河湖や峡谷、鍾乳洞なども点在。動物の多様性も豊かで、岩山の歩行を得意とするシロイワヤギなども見られます。

ジャスパー国立公園はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ジャスパー国立公園
画像素材:shutterstock

ジャスパー国立公園が評価されたのが、以下の点。

登録基準(vii)
カナディアン・ロッキーにある7つの公園は、絶壁や氷河、湖、滝、洞窟、温泉などの絶景が広がり、多くの訪問者を魅了しているといううこと。

登録基準(viii)
カナディアン・ロッキーには氷河によって削られた地層があり、ここで発見されたバージェス頁岩は、約5億3000万年前のカンブリア大爆発の証拠であり、生物の進化の歴史を辿る上で重要であるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ジャスパー国立公園は、北米でも大きな川の源流となっていて、ここには山岳地帯だけでなく、氷河や湖、峡谷、滝などの絶景が広がっているという点で評価されています。

ちなみに、園内には標高2766mのピラミッド・マウンテンという名の名峰がありますが、ここはなんとなくピラミッドに見えるから名付けられただけ。麓にはピラミッド湖という湖もあり、ピラミッド・マウンテンが綺麗に見えます。…特にエジプトにちなんだものはありません。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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