静岡県の世界遺産「白糸ノ滝」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(3), (6)
登録年2013年

白糸ノ滝は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成遺産の一つ。白糸ノ滝は景勝地として有名ですが、江戸時代は富士講の巡礼地でもありました。ところで、白糸ノ滝はなぜ世界遺産なのでしょうか?意外と知ってそうで知らない!

ここでは白糸ノ滝がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、白糸ノ滝について詳しくなること間違なし!

目次

白糸ノ滝とは?

白糸ノ滝
画像素材:shutterstock

富士宮市にある無数の滝が並ぶというエリア。近くにある落差約25mの音止めの滝とともに、人気の景勝地です。ここは2〜3万年前に富士山の噴出物が堆積して形成された「古富士泥流」の上に溶岩流が固まったことから、各層の隙間から地下水が多く流れ出て、それが絹糸のように見えることから「白糸ノ滝」と呼ばれています。高さ20mにもかかわらず、その水量は毎秒1.5トンにもなるというほど。

ここは富士講の巡礼地の一つで、有名な指導者である食行身禄(じきぎょうみろく)の供養碑が今でも残っています。ちなみに、源頼朝が富士の巻狩りで立ち寄った際に和歌を呼んだという伝承が残っていることでも有名。

白糸ノ滝はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

白糸ノ滝
画像素材:shutterstock

白糸ノ滝が評価されたのが、以下の点。

登録基準(iii)
成層火山として雄大な富士山は、断続的な火山活動があったことから、古代から現代にいたるまで伝統的な山岳信仰が残っています。巡礼者は、山頂への登拝や麓の神社への巡礼を通じて、神仏の力を得ることを望むという富士講は富士山への深い崇拝に結びつくもの。富士山の均整のとれた美しい姿は、無数の芸術作品にもインスピレーションを与え、自然と共生しながら独自の伝統へと結びついていました。関連する文化遺産には、富士山の崇拝を中心とした伝統文化が残されているという点。

登録基準(vi)
富士山の景観は湖や海の上にそび立つように火山が位置するというイメージで、これは古くから文学や芸術などのインスピレーションを与えてきました。特に19世紀の葛飾北斎や歌川広重の浮世絵に描かれた富士山の姿は、その後、西洋美術の発展に大きな影響を与え、現在も世界中で知られる名山であるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

景勝地として有名な白糸ノ滝ですが、実は富士講の巡礼地であったことから、世界遺産として含まれています。

ちなみに「白糸の滝」というと、富士山のものが有名ですが、全国には有名なものだけでも20は存在していて、川が白糸に見えればそのように呼びたくなるのか、由来もそんなところとか。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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