アフリカ大陸でも中央部にある国家で、緩やかな高原が続くという国家。1960年の独立以降は政情が不安定である一方、国内は開発されることが少なく、豊かな自然が多く残っています。そんな中央アフリカには世界遺産がいくつあるでしょうか?
ここでは、中央アフリカの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園/危機遺産
中央アフリカ北部のバミンギ・バンゴラン州にある国立公園で、チャドとの国境近くに位置します。ここは中央アフリカの中でも最大のサバンナ地帯で、サバンナは環境によって5つに分類されるほどに多彩。敷地は北部のアウク川沿いの氾濫原と南部のボンゴ高原で構成され、合計で1万7400万平方kmにも及ぶほど。
公園内には、絶滅危惧種のクロサイやアフリカゾウなどが生息しているものの、密猟によって数を減らし、1997年からは危機遺産に登録されてしまいました。
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サンガ川流域の3か国保護地域(コンゴ共和国・カメルーンと共同)
サンガ川はコンゴ川の支流で、コンゴ共和国、カメルーン、中央アフリカの3ヶ国の国境沿いを流れています。ここは南からコンゴ共和国の「ヌアバレ=ンドキ国立公園」、カメルーンの「ロベケ国立公園」、中央アフリカの「ザンガ=ンドキ国立公園」の3つの自然公園で構成されていて、約7500平方kmもの広大な熱帯雨林が広がっているエリア。
絶滅危惧種のマルミミゾウやニシローランドゴリラやチンパンジー、さらにナイルワニや大型肉食魚ムベンガなど、多種多様な動物が維持できる環境が広がっています。
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世界遺産マニアの結論と感想
中央アフリカの世界遺産としては1件だけではありますが、構成資産を含めると合計で2箇所登録されています。絶滅危惧種のクロサイやアフリカゾウなどが見られる一方、治安が悪化し、密猟が行われているという状況に。難民の流入などの問題がありますが、援助も行われているので、いつかは解除されるといいですね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。