東アフリカにあるマラウイは、アフリカの大地溝帯南端のマラウイ湖の西側に広がる長細い国家。国土のほとんどが標高1000m前後の高原地帯で、豊かな自然が今でも残っています。「湖のガラパゴス諸島」とも呼ばれるマラウイ湖はもちろん世界遺産ですが、マラウイには世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、マラウイの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
マラウイ湖国立公園
アフリカ南東部にあるマラウイ湖はモザンビーク、マラウイ、タンザニアにまたがる巨大な湖です。面積は2万9600平方kmで水深は706m。アフリカでも2番目の深さを誇り、透明度が高く、気候が一年を通じて一定で産卵期がないというのが特徴です。
湖に生息する魚類は350種以上見られますが、そのうち5種を除くすべてが固有種となっていて、これが「湖のガラパゴス」と呼ばれる理由ともなっているのです。
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チョンゴニの岩絵地域
チョンゴニはマラウイ中央部の高原地帯に広がっていて、126.4平方kmもの範囲の花崗岩の丘に127箇所の岩絵が点在し、これは中央アフリカでも最大規模。岩絵は新石器時代の紀元前2500年前から描かれていて、これらは当時この地で暮らしていた狩猟採集民のバトゥワ(ピグミー)族によって築かれたもの。
古いものは新石器時代にこの地で暮らしていた狩猟採集民のバトゥワ(ピグミー)族が描いたもので、その後は現在も暮らす農耕民族のチュワ族が岩絵を描き続け、ここでは彼らの神話の世界などを表現しています。
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世界遺産マニアの結論と感想
マラウイの世界遺産としては自然遺産と文化遺産が一つずつ登録されているので合計で2件。数は少ないものの、固有種が多い不思議な湖であるマラウイ湖から、岩絵が多く残されているチョンゴニなど、魅力的な遺産があるのが特徴です!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。