アフリカ南西部に位置するナミビアは「何もない」という国名の通り、国土のほとんどが乾燥地帯。海岸に沿って約1300kmも広がるナミブ砂漠は「赤い砂漠」として有名ですが、世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ナミビアの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
トゥウェイフルフォンテーン
ナミビア北西部のクネネ州には、2000以上の岩面彫刻と岩絵が点在しています。これらは2000〜6000年前に描かれたもので、当時この地に住んでいた狩猟採集民の信仰や生活などが見られるというのが特徴。ここはアフリカ大陸でも最も数多くの岩絵が集中するエリアで、保存状態は良好です。
岩絵の中には5本指のライオンや人間がライオンなどに変身する姿があったりと独特。近隣からはダチョウの卵を使ったビーズや装飾品などの遺物も発見されています。
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ナミブ砂漠
ナミブ砂漠は、ナミビア中西部に位置する「ナミプ=ナウクルフト国立公園」内にあり、大西洋の海岸沿いに広がる砂漠。登録エリアは3万平方km以上、バッファゾーンだけでも9000平方kmにも及びます。「ナミブ」とは、現地に住むサン族の言葉で「なにもない」という意味。
東のドラケンスバーグ山脈から流れ出る砂が風によって西へ運ばれ、それが海風にぶつかることで砂が溜まっていき砂漠が形成。鉄分が付着して酸化することで、真っ赤な砂漠となり、世界でも珍しい海岸砂漠となっています。
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世界遺産マニアの結論と感想
ナミビアの世界遺産としては文化遺産と自然遺産が一つずつ、合計で2件登録。数は少ないものの、世界最古の砂漠であるナミブ砂漠とアフリカ最大級の岩絵群・トゥウェイフルフォンテーンといった独特の遺産があるのが魅力です!ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。