ボリビアの絶景というと、まるで鏡のようなウユニ塩湖のイメージがありますね。ボリビアの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?
ここでは、絶景が楽しめるボリビアの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ポトシ市街

ボリビアの南部、アンデス山脈の盆地に築かれた都市。ポトシ県の行政府所在地であり、標高はなんと4090mと人が住む場所としては最も高い位置にある都市の一つ。こんな高所に街が建造されたのは、16世紀前半に「セロ・リコ(富の山)」と名付けられた銀鉱山が発見されてから。
街の周囲には水路と人造湖が築かれ、中心部には貴族の邸宅から労働者の居住区など、当時建造されたものが現在でも残っているという点で評価されています。
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古都スクレ



スクレはボリビア中央部のチュキサカ県に位置し、標高は2810m。1538年にスペインからやってきた“征服者”フランシスコ・ピサロの指示によって設立。実は、ボリビアの首都はラパスではありますが、憲法上はスクレになっているのです。
司教座が置かれるとキリスト教の布教の中心地となり、街には保存状態の良い宗教建築物が多く、これらは先住民の伝統とスペインの建築様式の融合が見られます。
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サマイパタの砦



サマイパタの砦は、ボリビア東部・サンタクルス県の南西部に丘の上に残る遺跡。ここは東西250m、南北60mほどの大きさの遺跡となっていて、「砦」とはいうものの、儀式などを行う宗教施設と行政施設、居住区などがあった宗教都市であったとされています。ここはインカ帝国以前に先住民によって高度な文明が存在した証拠であるのが特徴。
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ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地



ティワナクはボリビア西部、標高3850mにあるチチカカ湖の南側に位置する小さな町。この町にはかつてインカ帝国以前に南米で繁栄したティワナク文明の都市遺跡が存在します。彼らは文字を残していないため、詳しいことはわかっていませんが、最盛期は6〜10世紀だと考えられています。
ここに住む人々は12世紀には姿を消しましたが、遺跡はアカパナというピラミッド跡や一枚岩で築かれた太陽の門などが残り、高度な石加工の技術を持った文明だったと推測されています。
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番外編:ウユニ塩湖



ボリビア南西部にある広大な塩原。「塩湖」とされていますが、実際は塩類平原と呼ばれる地形で、ここは南北約100km、東西約250kmの規模の平原となっています。
ウユニ塩湖は観光客には人気のあるスポットではありますが、世界遺産としては登録されていません。政府の暫定リストにも登録されておらず、絶景であるという点だけでは世界遺産に推薦するには弱く、現在は世界遺産候補にもなっていないという段階。
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世界遺産マニアの結論と感想
ボリビアの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。