ボリビアの世界遺産「ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(3), (4)
登録年2000年

ボリビアの首都ラパスの郊外にあるティワナク遺跡は、かつて6〜10世紀にボリビア、ペルー南部、チリ・アルゼンチン北部まで支配したというティワナク文明の足跡が残る地。ここに住む人々は12世紀には姿を消しましたが、遺跡はアカパナというピラミッド跡や一枚岩で築かれた太陽の門などが残り、高度な石加工の技術を持った文明だったと推測されています。

ここではティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ティワナクについて詳しくなること間違なし!

目次

ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地とは?

画像素材:shutterstock

ティワナクは、ボリビア西部、標高3850mにあるチチカカ湖の南側に位置す小さな町。この町にはかつてインカ帝国以前に南米で繁栄したティワナク文明の都市遺跡が存在します。彼らは文字を残していないため、詳しいことはわかっていませんが、紀元前3世紀ころに始まり、最盛期は6〜10世紀だと考えられています。その頃には、ボリビア、ペルー南部、チリ・アルゼンチン北部を支配していたとされますが、12世紀になると突然姿を消しました。

このティワナクに残る都市遺跡は、小さな集落から始まったとされ、やがて宗教施設を備えた中心都市として繁栄した足跡を残すもの。アカパナと呼ばれるピラミッド跡や一枚岩で築かれた太陽の門があるカラササヤなど、高度な石加工の技術を持った文明だと考えられています。灌漑技術も高度なものが見られ、これによってティワナクは持続的な農業を可能としました。それが後継の文明にも引き継がれていき、インカ帝国へと繋がっていったとされています。

登録されている主な構成遺産

アカパナ

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遺跡の南東に位置する丘。ここはかつてピラミッド状の神殿があったとされる場所。もともとは7段もの階段ピラミッドで、高さは最大で200m近くにもなったと考えられています。しかし、現在はほぼ崩壊。近くからは頭のない遺体も発見されていたため、ここでは人身供犠が行われていた可能性がああります。

太陽の門(カラササヤ)

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遺跡の北西に位置している基壇は近年復元されたものの、発掘時に報告書や資料が残されていなかったため、本来の姿は不明。ここには一枚岩で建造された太陽の門と呼ばれる門がありますが、これも本来存在していた場所ではないとされています。

ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ティワナクが評価されたのが、以下の点。

登録基準(iii)
ティワナクは、コロンブス到達前に栄えたアンデスの文明において中心的存在であったということ。

登録基準(iv)
ティワナクの都市遺跡には巨石で築かれた優れた宗教施設や建築物などが残り、アンデスの文明において最も重要な遺跡であるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ティワナクは、不明なところも多いですが、ここはアンデス一帯を支配した文明の遺跡であり、その巨石を使用した技術は他の都市に比べて優れたものであったということに評価されています。

ティワナク文明において最も議論されているのが、ここが「国家」であったどうか。実は王墓と思われるものが発見されておらず、ティワナクは官僚が支配する国家だったのでは?という説があるほど。少なくとも高度な社会であったことは間違いないので、今後の発掘が楽しみですね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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