登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | (5), (6) |
登録年 | 2012年 |
コルコバードの丘は「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」の構成資産の一つ。ここはリオデジャネイロを一望できる丘で、頂上にはブラジルのシンボルであるキリスト像があります。ところで、コルコバードの丘はなぜ世界遺産なのでしょうか?
ここではコルコバードの丘がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、コルコバードの丘について詳しくなること間違いなし!
コルコバードの丘とは?キリスト像があることで有名
リオデジャネイロは、ブラジル南東部にあるリオデジャネイロ州の州都。コルコバードの丘は、市内南部に位置する標高710mの丘のこと。リオデジャネイロの裏山的存在で、丘の上からは市街を一望できます。
頂上にはリオデジャネイロのシンボルであるコルコバードのキリスト像があることでも有名。これは1922年のブラジル独立100周年を記念して建造され、1931年に完成したもの。高さ39.6mの像で、内部は小さな礼拝堂になっています。丘の麓にはリオデジャネイロ植物園があり、6500種もの植物が展示。
コルコバードの丘はどんな理由で世界遺産に登録されているの?
コルコバードの丘が評価されたのが、以下の点。
登録基準(v)
リオデジャネイロは、人々が都市に何世紀も住み続けることで、自然と人間社会の融合によって発展し、それが独特の景観を生み出すようになったという点。
登録基準(vi)
リオデジャネイロの風景は、芸術、文学、音楽などにインスピレーションを与えてきたということ。
世界遺産マニアの結論と感想
コルコバードの丘は、自然の地形を活用した独特の景観となっていて、キリスト像は街のシンボルとなっているという点で評価されています。
ちなみに、かつてピレリタイヤ社が、コルコバードの丘のキリスト像をイメージしたものを元サッカー選手のロナウド氏に置き換えるというCMを制作したことがあり、ブラジルで問題になったことも。それほどにキリスト像はブラジルの人々に愛されているのです。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。