登録区分 | 自然遺産 |
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登録基準 | (8) |
登録年 | 1987年 |
キラウエア火山は「ハワイ火山国立公園」の構成遺産の一つ。ハワイ島だけでなく、世界で最も活発な火山とされる一方、噴火を遠くから観察できるという点でも貴重なエリアであります。ところで、キラウエア火山はなぜ世界遺産なのでしょうか?
ここではキラウエア火山がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、 キラウエア火山について詳しくなること間違なし!
キラウエア火山とは?現在も噴火している?
ハワイ島の南東部に位置しする火山で、標高は1247mの活火山でハワイ島を構成する5つの楯状火山の1つ。キラウエアは、ハワイ語で「多く撒き散らす」というような意味を持ち、世界でも最も活発な火山だとされています。ここは60〜30万年前に形成されたとされ、ハワイの活火山の中では比較的新しい山。キラウエア・カルデラという広大なカルデラを持ち、標高1100m近くにあるハレマウマウ火口は、展望台から噴火の様子まで眺めることができます。
ここでいう「噴火」というのは、富士山のように爆発的な噴火ではなく、溶岩流が流れ出る程度で、このような噴火は20世紀だけでも45回発生。よって、噴火中も遠くから眺めることができるという「安全」な火山でもあります。しかし、2018年以降は噴火しておらず、溶岩流は流れていません。
キラウエア火山はどんな理由で世界遺産に登録されているの?
キラウエア火山が評価されたのが、以下の点。
登録基準(viii)
世界で最も活発な火山地帯であり、ここはハワイの島々の起源なども含めて活火山の変化などが見られるという点で貴重であるということ。
世界遺産マニアの結論と感想
キラウエア火山は、世界で最も頻繁に噴火が起こっている活火山で、ハワイ諸島の形成を含め地球の歴史などが見られるという点で評価されています。
ちなみに、安全な火山とはいえ、1924年に写真を撮ろうと火山に近づいた人が、爆発して飛んできた岩に打たれて死亡したとう事故もあるので、あまり侮らないようにしましょう。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。