イタリアの世界遺産「ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1),(2),(3),(4),(6)
登録年1982年

ヴェッキオ橋は「フィレンツェ歴史地区」の構成遺産の一つ。14世紀に建造された橋は、フィレンツェで唯一残る橋で観光名所としても有名です。ところで、ヴェッキオ橋はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではヴェッキオ橋がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ヴェッキオ橋について詳しくなること間違いなし!

目次

ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)とは?

ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)
画像素材:AdobeStock

フィレンツェの中心部を並ぶアルノ川にかけられた橋で、ヴェッキオ橋とはイタリア語で「古い橋」という意味。ローマ時代から橋が存在していたとされますが、記録として残るは10世紀から。現在の橋は1333年に橋脚以外は破壊され、1345年に再建されたもの。その後、第二次世界大戦でも破壊されなかったため、現存するフィレンツェ最古の橋となっています。

さらにミケランジェロの弟子であるジョルジョ・ヴァザーリ(1511〜1574年)によって、16世紀に南部のピッティ宮殿から中心部のウフィツィ美術館までを結ぶ「ヴァザーリの回廊」という隠し通路が最上階に加えられています。現在は橋の上に宝飾店が多く並ぶことでも有名。

ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)
画像素材:AdobeStock

ヴェッキオ橋が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
フィレンツェの建造物や美術作品は6世紀以上に渡って築かれ、これらは人類の創造的な傑作であるという点。

登録基準(ii)
レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロという2人の天才を育てたフィレンツェは、ルネサンス生誕の地の一つであり、ヨーロッパ全体に影響を与えたものであったという点。

登録基準(iii)
フィレンツェの優雅な宮殿や邸宅は中世とルネサンス期に栄えた商業都市だったということを証明するということ。

登録基準(iv)
ヨーロッパでも有数の経済都市であるフィレンツェは14〜17世紀にかけて壮麗な建造物が多く作られたということ。

登録基準(vi)
コジモが設立したプラトン・アカデミーなど、フィレンツェはルネサンスの概念が生み出された都市であるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

ヴェッキオ橋は、14世紀に建造されたもので、ルネサンス期にヴァザーリによって増築され、フィレンツェでも現存する最古の橋であるという点で評価されています。

ちなみに、東京ディズニシーのメディテレーニアンハーバーにある「ポンテべッキオ」は、ヴェッキオ橋をモチーフにしたもの。商店などはないのですが、眺めが良いのでフォトスポットとして有名ですね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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