アメリカの世界遺産「ジャイアント・セコイアの樹林(マリポーザ・グローブ)」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(7),(8)
登録年1984年

ジャイアント・セコイアの樹林(マリポーザ・グローブ)は「ヨセミテ国立公園」の構成資産の一つ。ここは世界でも最大の樹木となるセコイアデンドロン(ジャイアント・セコイア)の森であり、世界でも最高峰の樹木も見られる場所。ところで、マリポーザ・グローブはなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここでは がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、マリポーザ・グローブについて詳しくなること間違なし!

目次

ジャイアント・セコイアの樹林(マリポーザ・グローブ)とは?

グリズリー・ジャイアント/ジャイアント・セコイアの樹林(マリポーザ・グローブ)
画像素材:AdobeStock

セコイアデンドロン(ジャイアント・セコイア)は、現存する最も巨大な樹木であり、最高で80mもの高さになる木もあり、樹齢はなんと1000年以上にもなる個体も存在します。ヨセミテ国立公園の最南端には、ジャイアント・セコイアだけが数百本も並ぶエリアがあり、その巨木郡にはそれぞれ名前がつけられるほど。その中でも高さ63mの「グリズリー・ジャイアント」は公園でも最大級の高さ。

その中にはワウォナ・ツリーという高さ69mのジャイアント・セコイアがあったことで有名で、トンネルが掘られていて車も通れる広さがあったことから、絶好の写真撮影スポットでした。しかし、1969年2月、雪の重みに耐えられずに倒壊。現在は倒壊した姿を眺めることができます。

ジャイアント・セコイアの樹林(マリポーザ・グローブ)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

ジャイアント・セコイアの樹林(マリポーザ・グローブ)
画像素材:shutterstock

マリポーザ・グローブが評価されたのが、以下の点。

登録基準(vii)
ヨセミテにはハーフドームやジャイアントセコイア、氷河湖など、他にはない独特の自然が見られるという点。

登録基準(viii)
ハーフドームやエル・キャピタンなど、氷河によって削られた花崗岩の独特の地形が生まれ、氷河作用の影響が多く見られるということ。

世界遺産マニアの結論と感想

ヨセミテには、世界でも最も樹高が高くなる巨木・ジャイアントセコイアが多く並ぶマリポーサ・ブローブがあり、他にはない独自の自然が広がっているという点で評価されています。

ちなみに、世界一の木として広く認められているのは、セコイア国立公園内の「シャーマン将軍の木」であり、なんと高さは約83m。とはいえ、同じく世界遺産に登録されているレッドウッド国立公園にある「ハイペリオン」という名前のセコイアは、2006年の発見時は樹高が115.61mもあり、世界一の高さとされているものの、人が訪れることがないよう正確な位置は知らされていません。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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