アメリカの世界遺産「レッドウッド国立公園」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(7), (9)
登録年1980年

カリフォルニア州北西部にあるレッドウッド国立公園は、太平洋沿岸の山脈に位置し、平均樹齢が500年以上、平均樹高は100mというレッドウッド(セコイア)の壮大な森を中心とした公園。ここには、絶滅の危機に瀕していたワピチ(ルーズベルト・ヘラジカ)、海岸ではカッショクペリカンやトドなども見られます。

ここではレッドウッド国立公園がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、レッドウッド国立公園について詳しくなること間違いなし!

目次

レッドウッド国立公園とは?

ワピチ/レッドウッド国立公園
画像素材:shutterstock

カリフォルニア州の北西部に位置するレッドウッド国立公園は、現在ではアメリカの太平洋海岸でしか自生していないレッドウッド(ヒノキ科セコイア属の常緑針葉樹)を保護する公園。レッドウッドは、平均樹齢は500年以上、平均樹高は100mという世界でも有数の大木で、樹脂が赤みを帯びていることからこのように呼ばれています。そして、世界で最も大きな木とされる「シャーマン将軍の木」でも有名。

レッドウッドは、19世紀以降は伐採が続き、原生林の96%しか残っておらず、公園でも現存するレッドウッドのほぼ半分を保護しています。ここは1億6000年前からレッドウッドが存在していたという貴重なエリア。レッドウッドの森には、絶滅の危機に瀕していたワピチ(ルーズベルト・ヘラジカ)も見られます。山脈以外にも太平洋海岸も登録されていて、沿岸にはカッショクペリカンやトドなども生息。

レッドウッド国立公園はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

レッドウッド国立公園
画像素材:shutterstock

レッドウッド国立公園が評価されたのが、以下の点。

登録基準(vii)
レッドウッド国立公園は、世界でも最高クラスの樹高を誇るレッドウットの森に覆われていて、世界でもトップクラスの樹高を持つ木々が見られるという点。

登録基準(ix)
レッドウッド国立公園は、敷地内の原生林と小川などを含み、古代から続く世界最大規模のレッドウッドの森を保護しているということ。

世界遺産マニアの結論と感想

レッドウッド国立公園は、名前の通り、世界でも最高クラスの樹高を誇るレッドウッドの森を保護されていて、ここは1億6000年前前からレッドウッドが自生する貴重なエリアであるという点で評価されています。

ちなみに、レッドウッド国立公園は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の最後の決戦である「エンドアの戦い」のロケ地として有名。たしかに森の惑星であるエンドアという設定だけに、巨大な木々が並ぶ公園は異世界感が半端ないですね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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