登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | (2), (4), (6) |
登録年 | 1996年 |
モーツァルトの生家は「ザルツブルク市街の歴史地区」の構成資産の一つ。ここはオーストリアが生んだ天才音楽家モーツァルトの生家であり、現在は博物館となっています。ところで、モーツァルトの生家はなぜ世界遺産なのでしょうか?
ここではモーツァルトの生家がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、モーツァルトの生家について詳しくなること間違いなし!
ザルツブルクのモーツァルトの生家とは?
ザルツブルクといえば、世界的な音楽家であり、古典派音楽を代表するヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜1791年)の生まれた街。旧市街のゲトライデ通り9番地に立つ黄色い建物の4階にある部屋は、1756年にモーツァルトの生まれた場所であり、彼は21歳くらいまでここに住んでいました。
現在の生家はモーツァルト記念館として公開しています。ここではモーツァルト自身が執筆した楽譜や手紙、愛用していたピアノやヴァイオリンなどが展示されていて、彼の出生した部屋などは今でも現存。
モーツァルトの生家はどんな理由で世界遺産に登録されているの?
モーツァルトの生家が評価されたのが、以下の点。
登録基準(ii)
ザルツブルクは、イタリアとドイツなどの文化が交差することで、長期に渡って文化交流が行われていたという点。
登録基準(iv)
中世後期から20世紀にかけての建造物が多く残り、ヨーロッパの宗教都市として重要な例であるということ。
登録基準(vi)
ザルツブルクはモーツァルトの生誕地でもあり、特に音楽の発展においては重要な役割を果たしてきたという点。
世界遺産マニアの結論と感想
ザルツブルクは古典派音楽の発展に大いに貢献したモーツァルトの生誕地であり、その生家も評価されています。
ちなみに、モーツァルトの生家の一階にはスーパー(SPAR)があり、レシートにはモーツァルトのマークがあることから、多くの観光客はそのレシート欲しさにここで買い物するのです。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。