フランスの世界遺産「コンコルド広場」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1), (2), (4)
登録年1991年

コンコルド広場は「パリのセーヌ河岸」の構成資産の一つ。パリの中心部であり、シャンゼリゼ通りの入口ともなっている、オベリスクがあることで有名な広場。ところで、コンコルド広場はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではコンコルド広場がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、コンコルド広場について詳しくなること間違いなし!

目次

コンコルド広場とは?

コンコルド広場
画像素材:shutterstock

パリの8区にあり、現在はテュイルリー庭園とシャンゼリゼ通りの間に位置する広場。ここは1755年に著名な建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルによって設計され、名前は建設当時に王であったルイ15世にちなんで「ルイ15世広場」とされました。しかし、フランス革命によって「革命広場」となると、皮肉にもルイ16世やマリー・アントワネットのギロチン刑が行われた場所になってしまいます。

「コンコルド(融和)広場」と呼ばれるようになったのは1795年のヴァンデミエールの反乱の後。1836年にはエジプトのルクソール神殿からオベリスクが届けられ、現在は広場のシンボルとなっています。これは当時のエジプトの総督であったムハンマド・アリー(1769〜1849年)によるもの。

コンコルド広場はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

コンコルド広場
画像素材:shutterstock

コンコルド広場が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
セーヌ川沿いには、中世から20世紀にかけて建造された建築物の傑作が並ぶという点。

登録基準(ii)
ノートルダム大聖堂など優れたゴシック建築は、ヨーロッパの都市開発に影響を与え、ジョルジュ・オスマンによる都市計画は、ラテンアメリカの都市設計にも影響を与えたということ。

登録基準(iv)
パリのセーヌ川の風景や建築物は、絵画や芸術、建築などで8世紀以上に渡ってモチーフとなったという点。

世界遺産マニアの結論と感想

コンコルド広場は、パリにおいて歴史的な場所でもあり、広場としての設計も非常に優れているという点で評価されています。

ちなみに、ルクソール神殿に残っているオベリスクの高さは25mで、パリのものは22.55m。もともと左右対称になるように築かれたイメージがありますが、実は微妙に高さが異なっています。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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