フランスの世界遺産「エッフェル塔」とは?歴史を含めて世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1), (2), (4)
登録年1991年

エッフェル塔は「パリのセーヌ河岸」の構成遺産の一つ。1889年のパリ万博に向けて造られた最先端のパビリオンでしたが、現在はパリを代表する観光スポットの一つ。ところで、エッフェル塔はなぜ世界遺産なのでしょうか?

ここではエッフェル塔がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、エッフェル塔について詳しくなること間違いなし!

目次

エッフェル塔とは?その歴史は?

エッフェル塔
画像素材:shutterstock

セーヌ川沿いに位置するパリのシンボル的存在の塔。1889年のパリ万博の目玉として、建築家ギュスターヴ・エッフェル(1832〜1923年)によって設計されました。当時としては最先端であり、炭素の含有量が少ない鉄である「錬鉄」を素材として使用したもの。1万8000もの部品を組み合わせ、高さ312.3mと当時としては世界最大の建造物でもありました。

万博においてエッフェル塔は大好評のパビリオンで、その後も多くの観光客が訪れるものの、あくまでもパビリオンであったためにいずれかは解体されるものと思われていましたが、1904年に軍事用の無線電波を送受信するための電波塔となったことで、取り壊しを免れました。2つの世界大戦を乗り越え、現在は世界でもトップクラスの観光地となっています。

高さはどれくらいあるの?

エッフェル塔
画像素材:shutterstock

建設当時は312.3mもの高さを誇り、これは1884年に完成したアメリカのワシントン記念塔の169mに比べて倍近くにもある高さでした。しかし、1930年に320mのニューヨークのクライスラー・ビルディングが完成し、世界一の建造物の座は奪われてしまいます。2022年には新たなるアンテナが設置されたため、現在の高さは330mとなっています。

展望台は3つ置かれていて、第1展望台は57.6m、第2展望台は115.7m、第3展望台は276.1mとなっています。エレベーターは1889年から存在していて、基本構造は当時のまま残されているのが特徴。

エッフェル塔はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

エッフェル塔
画像素材:shutterstock

エッフェル塔が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
セーヌ川沿いには、中世から20世紀にかけて建造された建築物の傑作が並ぶという点。

登録基準(ii)
ノートルダム大聖堂など優れたゴシック建築は、ヨーロッパの都市開発に影響を与え、ジョルジュ・オスマンによる都市計画は、ラテンアメリカの都市設計にも影響を与えたということ。

登録基準(iv)
パリのセーヌ川の風景や建築物は、絵画や芸術、建築などで8世紀以上に渡ってモチーフとなったという点。

世界遺産マニアの結論と感想

エッフェル塔は、ギュスターヴ・エッフェルによって当時としては最先端の素材・錬鉄を採用された世界最大の塔だったもので、東京タワーを含めタワー建築のルーツになったという点で評価されています。

ちなみに、現在はパリのシンボルともなっているエッフェル塔ですが、完成当時はパリ市民、特に芸術家たちには大不評でした。しかし、時間をかけて評価が全く異なるようになると、逆にパリのシンボルとなっていきます。塗装はかつては赤褐色であり、1963年に現在のブロンズ色に変えられたもの。実は建設当初は東京タワーと同じカラーリングだったというのは、今では想像できないですね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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