ルワンダは東アフリカに位置する小さな内陸国。1994年に発生したルワンダ虐殺のイメージがまだ残っているものの、最近は経済成長が著しい国として知られています。国内は「千の丘の国」と呼ばれるほどに丘陵地帯が広がっているのが特徴。そんなルワンダには世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ルワンダの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ジェノサイド記憶の場 : ニャマタ、ムランビ、ビセセロ、ギソッチ
ルワンダは、1994年に発生したルワンダ虐殺によって、当時の総人口730万人のうち50万〜100万の人々が殺害されました。これはこのエリアに古くから暮らすフツ族の住民の中でも政府関係や暴徒化した人々によって、同じくルワンダに住むツチ族や穏健派のフツ族の住民に対して発生したジェノサイド。現在は各地にジェノサイドの悲惨さを今に伝える慰霊碑や記念館などが置かれ、これらは世界遺産に登録されています。
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ニュングェ国立公園
ルワンダの南西部にあり、西部州と南部州をまたがる国立公園。ここは1019平方kmの面積を誇り、ニュングェの森林は中央アフリカでも最大の森林地帯です。
ナイル川の水源の一つともされていて、国内の水の供給源というほどに豊富。貴重な動植物が多く生息しますが、絶滅危惧種のチンパンジーを含めた霊長類が多く見られるというのが特徴です。
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世界遺産マニアの結論と感想
ルワンダの世界遺産としては文化遺産、自然遺産ともに1件ずつで合計で2件。数は少ないものの、ルワンダ虐殺の悲惨さを伝える遺産とナイル川の源流の一つとされるニュングェ国立公園が登録。これらは人類にとって、ずっと守っていきたい遺産ですね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。