イギリスの世界遺産「ブレナム宮殿」とは?シンデレラのロケ地?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(2), (4)
登録年1987年

オックスフォード近くにあるブレナム宮殿は、18世紀にウィンストン・チャーチルの先祖であるマールバラ公がアン女王から下賜された土地に築かれたもの。ここは英国バロックを代表する建築物で、ランスロット・ブラウンによる風景式庭園(イギリス式庭園)に造り変え、この庭園様式はヨーロッパだけではなく、世界に影響を与えたことで評価されています。

ここではブレナム宮殿がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ブレナム宮殿について詳しくなること間違なし!

目次

ブレナム宮殿とは?

画像素材:shutterstock

ブレナム宮殿は、首都ロンドンから北西約90kmの位置にあるウッドストックに造られた広大な宮殿。ここは、1704年に現在のドイツで行われたブレンハイムの戦いで活躍したジョン・チャーチルに与えられた土地。この戦いで彼は英雄となり、マールバラ公となりました。よって、この宮殿の名前も「ブレナム(ドイツ語・ブレンハイム)」。

宮殿の建造は建築家であり劇作家であったジョン・ヴァンブラによって1705年から開始され、1722年に完成。ここは部屋が200以上もあるという、イギリスのバロック様式の傑作とされるもの。

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庭園は46平方mにも及ぶ広大な敷地を誇り、ここはもともとはヘンリー・ワイズという庭師によって整備されたロマン主義的なものでしたが、18世紀中頃から風景式庭園の設計者ランスロット・ブラウンにとって運河や湖などを配したイギリス式庭園へと変えられました。しかし、現在はフランス式庭園になっています。

ジョン・チャーチルの末裔は、首相を何度も努めたウィンストン・チャーチルであることでも有名で、彼もここで生まれました。今でも彼が生まれた部屋は資料展示も含めて保存されています。1万冊も保管されている図書館まであり、マールバラ公の功績がどれだけ偉大だったかということが分かりますね。

ブレナム宮殿はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ブレナム宮殿が評価されたのが、以下の点。

登録基準(ii)
ブレナム宮殿はフランスの宮殿建築とはまた異なり、風景式庭園は自然の美を追求したもので、ここで確立した建築様式は18〜19世紀にイギリスとその他の国々で影響を与えたということ。

登録基準(iv)
ここはイギリス政府によって築かれた宮殿で、18世紀のヨーロッパの宮殿の典型的なものであるという点。

世界遺産マニアの結論と感想

ブレナム宮殿は、マールバラ公ジョン・チャーチルが女王から下賜されたものであって、王族が住むような広大な宮殿であり、ここで確立した建築様式や造園スタイルは、他の国々にも影響を与えたという点で評価されています。

ちなみに、2015年のディズニー映画『シンデレラ』でもロケ地として使用されていて、宮殿内では舞踏会のシーンなどが撮影されていました。しかし、冷静に考えれば、王族が住んでいないのに王宮のような内観を持つ…というほどに豪華絢爛な宮殿なのです。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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