ギニア・コートジボワールの世界遺産「ニンバ山厳正自然保護区」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分自然遺産
登録基準(9), (10)
登録年1981年(1982年拡大)

ギニアとコートジボワール、リベリアの国境に位置するニンバ山は、ハルマッタンと呼ばれる砂嵐、熱風、季節風の影響で高温多湿の地形であり、この地域独特の固有種が多く生息しています。体内で卵を孵化するニシコモチヒキガエルや、石を道具として使うチンパンジーなど、独特の固有種が見られるのが特徴。

ここではニンバ山厳正自然保護区がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ニンバ山厳正自然保護区について詳しくなること間違いなし!

目次

ニンバ山厳正自然保護区とは?

画像素材:Sandberger-Loua L, Müller H, Rödel M-O(Wikimedeia Commmons)

ギニアとコートジボワールの国境にあるニンバ山は標高1752mと周囲では最も高い山。ニンバ山を中心とした自然保護区は広大で、サハラの熱風やハルマッタンと呼ばれる砂嵐、大西洋から流れ出る季節風などの影響で、麓は鬱蒼とした森林が広がり、標高が上がるとサバンナが広がっています。

標高1000mまで続く熱帯雨林は、2000種以上の植物が見られ、動物は300種以上生息。ここは固有種が見られ、特にニンバ山で有名なのが、体内で卵を孵化するニシコモチヒキガエルや、カバの半分の大きさのコビトカバ、石を道具として使うチンパンジーで、どれもが絶滅危惧種に登録されています。

危機遺産(危機にさらされている遺産)

ここはリベリアの国境近くにあり、難民が多く流れてきたり、ここは鉄鉱石の鉱脈があることから過度な開発が行われ、森林破壊も見られるということもあり、1992年に危機遺産リストに追加。

ニンバ山厳正自然保護区はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:Yakoo1986(Wikimedeia Commmons)

ニンバ山厳正自然保護区が評価されたのが、以下の点。

登録基準(ix)
西アフリカでも珍しい山岳地帯で、熱帯雨林が見られ、ここは熱風や砂嵐、季節風によって、多くの固有種が生息するようになり、非常に多様な生態系が見られるということ。

登録基準(x)
ここは気候や地形により、西アフリカでも最も多様性が見られる場所の一つで、固有種を多く含む300種を超える動物や2000種を超える植物が生息し、絶滅危惧種のニシコモチヒキガエル、コビトカバ、チンパンジーなども生息しているという点。

世界遺産マニアの結論と感想

標高1752mのニンバ山は、西アフリカでも珍しい山岳地形で、ここは気候も非常に特殊であるために、さまざまな種類の動植物が見られ、他では見られない固有種が多く、ニシコモチヒキガエルやコビトカバなども生息されているという点で評価されています。

ちなみに、ニシコモチヒキガエルは体内で卵を孵化するので、オタマジャクシの状態がないという非常に珍しいもの。しかし、インドネシアのスラウェシ島には、卵ではなく、オタマジャクシのまま産むというカエルもいるので、カエルもまだまだ謎が多い生物。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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