アメリカの世界遺産「自由の女神像(ニューヨーク)」とは?その歴史や高さを含めて世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1) ,(6)
登録年1984年

ニューヨークのシンボルである自由の女神像。フランスの彫刻家フレデリク・バルトルディと技師ギュスターヴ・エッフェルなどによって制作され、アメリカ独立100周年を記念してフランスから贈られたもの。もともと灯台であったため、ニューヨーク港の入口にあり、何百万もの移民たちを迎え入れてきました。

ここでは、自由の女神像がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、自由の女神像について詳しくなること間違いなし!

目次

自由の女神像(ニューヨーク)とは?その歴史は?

自由の女神像
画像素材:shutterstock

アメリカ最大都市のニューヨーク。自由の女神像は、街の中心であるマンハッタン島の手前にある小さな島、リバティ島に築かれた巨像です。これはアメリカ独立100周年を迎えた1876年にフランスから贈られたもので、建設を提案したのは政治家であり、法学者のエドゥアール・ド・ラブライエ。彼は彫刻家のフレデリク・バルトルディに建設を依頼し、設計にはエッフェル塔で知られる技師ギュスターヴ・エッフェルも関わっていました。

女神像の正式名称は「Liberty Enlightening the World(世界を照らす自由)」。総重量は225tで、右手には純金で作られた炎を表した松明を持ち、左手にはアメリカの独立した日である「1776年7月4日」と記載した独立宣言書を持っています。左足で踏みつけているのは、奴隷制と専制政治からの解放などを意味しており、これはウジェーヌ・ドラクロワの絵画『民衆を導く自由の女神』をモチーフにしたもの。

自由の女神像の高さはどれくらい?

自由の女神像
画像素材:shutterstock

自由の女神の高さは全長93mにもなります。リバティ島は海風が強く、銅板を組み合わせただけの女神像はかなりの強度が必要でしたが、そこはギュスターヴ・エッフェルのエッフェル塔などの技術が応用されていて、鉄骨製の骨組みを女神の内部で組むというアイデアで強度を保てるように設計。よって、これは19世紀における鉄鋼技術の傑作でもあります。

現在の台座部分は博物館になっていて、エレベーターがあり、最上階から階段を使うと、女神の王冠部分にある展望台へと登ることができます。

自由の女神像(ニューヨーク)はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

自由の女神像
画像素材:shutterstock

自由の女神像が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
彫刻家フレデリク・バルトルディと技師ギュスターヴ・エッフェルなどが関わったことで、芸術と建築技術が組み合わされた最高傑作が生まれたということ。

登録基準(vi)
女神像は、アメリカの独立宣言による自由と民主主義を表していて、19世紀後半から20世紀初頭にかけてヨーロッパから船に乗って移住してきた人々が最初に目撃するのがリバティ島の自由の女神像であったという点。

世界遺産マニアの結論と感想

自由の女神は、アメリカの自由と民主主義のシンボルであるもの。多くの移民たちが船でニューヨークに到着すると迎え入れてくれるという意味でも、自由の国・アメリカを象徴していました。さらに、女神像はギュスターヴ・エッフェルによる鉄鋼技術の結晶であり、技術的な面でも評価されています。

ちなみに、自由の女神の顔は、フレデリク・バルトルディの母親をモデルにしたといわれており、彼女は相当な美人だったと思われます。日本で自由の女神像がある場所といえば、お台場ですが、なぜか日本では、どこにでも自由の女神のレプリカが作られているため、アメリカやフランスよりも自由の女神の「総数」が多いような気がします。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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