スペインの世界遺産「ビスカヤ橋」とは?世界遺産マニアが解説

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登録区分文化遺産
登録基準(1), (2)
登録年2006年

ビスカヤ橋は、スペイン北部の港湾都市ビルバオの西方にあり、ネルビオン川の河口にかかる世界最古の運搬橋。建築家アルベルト・パラシオによって設計され、吊り下げられたゴンドラで人や車を運搬するというもの。この運搬橋はその後、ヨーロッパやアメリカ、アフリカなどの運搬橋のモデルとなりました。

ここでは、ビスカヤ橋がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ビスカヤ橋について詳しくなること間違なし!

目次

ビスカヤ橋とは?

画像素材:shutterstock

イベリア半島の北部、ネルビオン川の河口に作られた運搬橋。これは港湾都市ビルバオの入口にあたる場所に作られたインフラでもあります。

橋はバスク地方出身の建築家アルベルト・パラシオによって、1887〜1893年の間に建設されました。彼はゴンドラを使って人や車を運搬するという世界初の運搬橋を考案。これはバスク地方の製鉄の技術やフランスで開発されたねじり鋼鉄ケーブルを組み合わせたもの。

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運搬橋が開発された経緯としては、船を通すのに橋を高く設計すると橋の間の移動に支障が出てしまうという悩みを解決しようと考案されたもの。橋げたは45mで、そこにケーブルをかけ、ゴンドラを吊り下げるように全長160mの距離を移動させるという仕組み。これにより12台の車両と約200人を運ぶことが可能になりました。

ヨーロッパの産業革命の中でも、鉄で作られた優れた建造物の一つで、傾斜路や橋の昇降を必要としない橋は革新的なアイデアでした。これはその後、ヨーロッパやアメリカ、アフリカで作られる運搬橋のモデルとなったほどに影響を与えたのです。そして、100年以上経った今でも現役で使われ続けているというから驚きですね。

ビスカヤ橋はどんな理由で世界遺産に登録されているの?

画像素材:shutterstock

ビスカヤ橋が評価されたのが、以下の点。

登録基準(i)
ビスカヤ橋は、美しさと機能性を組み合わせた、世界に衝撃を与えた建築物であったということ。

登録基準(ii)
吊り下げ方式で、鋼鉄ケーブルを使用したビスカヤ橋はフランスとスペインの技術を組み合わせたもので、世界中の橋の設計に大きく影響を与えたという点。

世界遺産マニアの結論と感想

19世紀後半で、鋼鉄ケーブルを使ったゴンドラの橋を作るというのは、かなり革新的で世界に大きな影響を与えました。そして、この橋を作る技術というのはバスク地方の製鉄技術やフランスの建築技術を統合したものであったというのもポイント。

ちなみに、アルベルト・パラシオの師匠は、ギュスターヴ・エッフェルで、彼はエッフェル塔を設計したと人としても有名ですね。彼もまた鉄を多用した建築家でもありました。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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