ブータンに世界遺産はあるの?世界遺産マニアがそのあたりの事情を解説

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ブータンは、中国とインドに挟まれた小さな国ではありますが、「世界一幸せな国ブータン」として、世界でも稀に見る「幸福を追求する」という珍しい国家。チベットに近いことから、チベット仏教に関連する建造物が国内に点在しますが、世界遺産はあるのでしょうか?

ここでは、ブータンの世界遺産はあるのか?世界遺産マニアが分かりやすく解説していきましょう。

目次

ブータンに世界遺産は存在しない?

タクツァン僧院
画像素材:shutterstock

北側は中国のチベット地区、そして、東と西、南側はインドと国境を接していて、ヒマラヤ山脈の麓でもあることから、高地が続く山国でもあります。古くからチベット仏教が盛んな国で、1971年まで鎖国していたことから、国内は他国の影響を受けず、昔ながらのこの地方の風景が今でも残っているのが魅力。外国人旅行者の入国が制限されていて、自国の文化が今でも守られています。

しかし、ブータンは歴史溢れる国家ではありますが、世界遺産としては登録されている物件は一つもいません。これはなぜでしょうか?

ドゥゲ・ゾン
画像素材:shutterstock

実は世界遺産に登録させるには、世界遺産条約の締約国の政府が世界遺産センター(世界遺産委員会事務局)の協力を受けながら世界遺産候補である「暫定リスト」を作成する必要があるのです。つまり、暫定リストに掲載されていない遺産は、世界遺産に推薦することはできません。

そして、現在のブータンの暫定リストには、8件ものの暫定リストが登録されているものの、これらはまだ世界遺産委員会から審査を受けていないといった状態。

ブータンには世界遺産候補が8件もある!

タムシン僧院
画像素材:shutterstock

ブータンは13世紀からチベット仏教の中でもドゥク・カギュ派が伝来し、この地域で独特の文化を生み出していきました。そして、長年チベットと争っていたためにゾン(城塞)が建造され、チベット仏教の聖地や美しい自然と固有種などが見られる保護エリアなどが候補に上がっています。

■現在のブータンの暫定リスト
・ドゥゲ・ゾンの古跡
・ゾン群 : 世俗的権威および宗教的権威の中心地
・パジョ・ドゥコム・シクポとその後継者たちに縁のある聖所群
・タムシン僧院
・ロイヤル・マナス国立公園
・ジグメ・ドルジ国立公園
・ボンデリン野生生物保護区
・サクテン野生生物保護区

世界遺産マニアの結論と感想

残念ながらブータンには世界遺産がありませんが…しかし、それは現段階の話。これからブータン政府が推薦すれば、ブータン初の世界遺産は誕生するハズ!世界遺産が生まれる可能性は、あくまでも「これから」なのです。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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