アメリカ合衆国を構成する州の一つ。国内でも最大の人口を誇り、文化の発信地であるということは有名ですが、州内にはシエラネバダ山脈を有するだけあって、自然豊かな土地でもあります。
ここでは、カリフォルニア州の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ヨセミテ国立公園

ヨセミテ国立公園は、カリフォルニア州中央部にあり、ここはヨセミテ渓谷を中心に広がる約3000平方kmもの国立公園で、氷河によって造られた花崗岩の地形が広がっています。
ここにはハーフドームやエル・キャピタン、ジャイアントセコイアなど独特の風景が見られ、ウィルダネス(手つかずの自然)の中にさまざまな動植物が生息。
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レッドウッド国立公園



カリフォルニア州の北西部に位置するレッドウッド国立公園は、現在ではアメリカの太平洋海岸でしか自生していないレッドウッド(ヒノキ科セコイア属の常緑針葉樹)を保護する公園。レッドウッドは、平均樹齢は500年以上、平均樹高は100mという世界でも有数の大木で、樹脂が赤みを帯びていることからこのように呼ばれています。
ここには、絶滅の危機に瀕していたワピチ(ルーズベルト・ヘラジカ)、海岸ではカッショクペリカンやトドなども見られます。
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ホーリーホック邸/フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群



フランク・ロイド・ライトは、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、ヴァルター・グロピウスと並ぶ「近代建築の四代大巨匠」の一人。彼の作品は世界各地に存在しますが、世界遺産に登録されているのは8つの建築物です。
ロサンゼルスのイーストハリウッドにある「ホリーホック邸」も世界遺産に登録された建築物で、ここは1919〜1921年にかけて石油王の娘の邸宅として設計されました。もともとはシアターのある複合施設となる予定だったもので、まるで中南米の神殿のような構造。外部と内部の生活空間がそれぞれ影響し合うというという独自の設計が特徴です。
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世界遺産マニアの結論と感想
カリフォルニアといえば、ロサンゼルスやサンフランシスコのイメージがありますが、やはり自然豊かであることから、自然遺産も2件登録されています。そして、意外にもアメリカを代表する建築家の作品も登録されているのも特徴。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。