世界遺産に登録されているトルコのお城はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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トルコといえば、ヨーロッパとアジアを結ぶ架け橋のような位置にあり、古来より多くの民族が往来したエリア。トルコのお城は日本の城のような天守閣を持つ城ではなく、多くは要塞の機能を持つというのが特徴です。

世界遺産として登録されているトルコの城はいくつあるでしょうか?ここでは世界遺産に登録されたお城を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説していきましょう。

目次

テオドシウスの城壁/イスタンブール歴史地域

テオドシウスの城壁/イスタンブール歴史地域
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5世紀に現在のイスタンブール旧市街のある半島すべてを分断するように造られた城壁。内壁と外壁という二重の城壁となっていて、南はマルマラ海、北は金角湾まで約5.7kmも続いていました。

最も南に位置したとされる「黄金の門」が城壁の中でも広大で豪華な装飾があったとされますが、パレオロゴス王朝(1261〜1453年)になると城塞化され、オスマン帝国時代になると、背後にイェディクレ要塞が建造されたために、現在は堅固な門となって残されています。

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ディヤルバクル城塞とヘヴセル庭園の文化的景観

ディヤルバクル城塞とヘヴセル庭園の文化的景観
画像素材:shutterstock

ディヤルバクルは、トルコ南東部にある城壁都市で、城壁は古代ローマ時代に造られたもの。ここは古代ローマ時代からオスマン朝時代まで、交易の中心地として栄えました。

都市を囲むように造られた城壁は約5.8kmの長さを誇るもの。城壁は2種類あり、北東の内城と街全体を囲む外城に分かれます。

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トルコの世界遺産「ディヤルバクル城塞とヘヴセル庭園の文化的景観」とは?世界遺産マニアが解説 世界四大文明を生んだティグリス川の上流域に位置するディヤルバクルは、古代ローマ時代からオスマン朝時代まで栄えてきた都市です。都市を囲むように造られた城壁は約5.8kmの長さを誇ります。そして、周囲にはディヤルバクルの人々の生活の基盤であったヘヴセル庭園があり、こちらも含めて文化的景観として登録。 ここでは、ディヤルバクル城塞とヘヴセル庭園の文化的景観がなぜ世界遺産なのか、世界遺産マニアが分かりやすく解説。これを読めば、ディヤルバクル城塞とヘヴセル庭園について詳しくなること間違なし!

世界遺産マニアの結論と感想

実はトルコ国内では城や要塞は点在しているのですが、世界遺産として登録されている城壁としては2箇所のみ。とはいえ、重要な都市を囲んでいた城壁だけあって、その迫力は素晴らしいもの!ぜひディープに楽しんでくださいね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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