ガボンはアフリカ中西部に位置する小さな国。国土の8割以上が熱帯雨林という森の国で、13もの国立公園があり、自然保護活動が盛ん。生物保護区では絶滅危惧種が多く見られますが、ガボンの世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ガボンの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
ロペ=オカンダの生態系と残存する文化的景観
ガボン中央部に存在するロペ国立公園は、敷地内はほぼ熱帯雨林ですが、北部にはサバンナ環境があり、多種多様な生態系が見られます。中部アフリカの熱帯雨林の生物保護区の中でも、大型哺乳類の絶滅危惧種が多く生息するエリアで、1万5000年に渡る生物の進化が見られるというのも特徴。
ここはバントゥー系民族などの多くの民族にとって内陸と沿岸部の移動ルートであり、丘の上、洞窟、岩壁などには、1800もの岩絵が描かれています。
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イヴィンド国立公園
ガボン北東部にあるイヴィンド国立公園は、オゴウェ・イヴィンド州とオゴウェ・ロロ州にまたがる広大な公園。イヴィンド川を中心に熱帯雨林が広がっていて、「イヴァンドの驚異」ともされるダイナックな滝が見られることで有名です。
特に絶滅危惧種も多く見られ、絶滅寸前のニシアフリカホソナガバナワニが生息し、チンパンジーの保護区でもあります。
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世界遺産マニアの結論と感想
ガボンの世界遺産としては自然遺産と複合遺産の2件。小さな国であるものの、国土を覆う熱帯雨林でも特に貴重な森が世界遺産に登録されていて、その中にはかつて暮らした人々の記憶が残されているというのも魅力。ぜひディープに楽しんでくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。