世界遺産に登録されているイギリスの遺跡はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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現在のイギリスを構成するブリテン島には、旧石器時代から人々が暮らしていました。新石器時代になると、世界的に有名なストーンヘンジなど、巨石を利用した施設が建造。それらは今でも残っていて、そのミステリアスな雰囲気は世界の観光客を魅了しています。

イギリスで世界遺産として登録されている遺跡はいくつあるでしょうか?ここでは世界遺産に登録された遺跡を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説していきましょう。

目次

ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡

ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡
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ブリテン島の南西部にあるウィルトシャーにあるストーンヘンジは国内のストーンサークルを代表するもの。近くにあるエーヴベリーは世界最大のストーンサークルでもあります。

これらは紀元前30世紀〜紀元前10世紀の約2000年の間に建造されたものではありますが、建造時期も諸説あります。まだまだ謎が多いですが、新石器時代から青銅器時代にかけて儀式が行われた場所とされ、当時の生活習慣などが分かるものとして評価。

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オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地

オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地
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オークニー諸島はブリテン島の北方にあるスコットランド最北の海岸から約15kmの距離にあります。いくつも島が並んでいますが、その中でも最大のメインランド島には新石器時代の遺跡が点在。

ここでは、ストーンズ・オブ・ステネス、リング・オブ・ブロッガー、メイズハウ、スカラ・ブレイの4つの遺跡が世界遺産に登録されています。これらは約5000年前に北西ヨーロッパに住んでいた人々の暮らしを伝えるもの。

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セント・キルダ諸島

セント・キルダ諸島
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ブリテン島本土から北西へ約180km。北大西洋に浮かぶセント・キルダ諸島は6500〜5200万年に形成された火山島です。ヨーロッパでも最高峰の崖が続くという地形で、高さは約400m近いものも点在。

絶海の孤島ではあるものの、最近の調査によると新石器時代から人が住んでいたとされています。島には中世の家屋や貯蔵庫跡などが残っていて、人々が天然資源を利用し、農業をしながら自給自足で暮らしていたという跡が残存。

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ローマ帝国の国境線(ドイツと共同)

ローマ帝国の国境線
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イングランドとスコットランドとの国境近くに位置するハドリアヌスの長城。これは122年にローマ帝国・五賢帝の一人、ハドリアヌス帝によって、属州ブリタニアの最北端に築かれたもの。長城は東海岸のニューカッスル・アポン・タインから西海岸のカーライルまでの約118kmにも及び、壁の高さは4〜5mで、6kmの間隔で要塞が置かれました。そして、その北方にある60kmのアントニヌス・ピウスの長城も2005年に追加で登録。

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ファウンテンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園

ファウンテンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園
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イングランド北部にあるノース・ヨークシャー州にあるスタッドリー王立公園は、18世紀に政治家のジョン・エイズラビーと息子のウィリアムによって造園・整備された、英国式の風景式庭園。ここは12世紀に建造されたファウンテンズ修道院があり、現在は廃墟となっていますが、かつてはヨーロッパでも最大規模のシトー会の修道院でした。

現在はナショナル・トラストという歴史建造物などを保護する民間団体によって管理されています。

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ゴーラムの洞窟群

ゴーラムの洞窟群
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イギリスの海外領土の一つ、イギリス領ジブラルタルの南側には「ジブラルタルの岩」と呼ばれる標高426mの岩山があります。ここは石灰岩の一枚岩でもありますが、岬にもなっています。

内部には4つの洞窟があり、10万年以上前にネアンデルタール人が暮らしていたとされ、羽を装飾に使ったり、鳥や海獣類を食べていたという跡が現在も残ります。そして、彼らが岩に刻んだ抽象的な模様も残っているというのが特徴。

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世界遺産マニアの結論と感想

イギリスの遺跡といえば、ストーンヘンジで知られますが、実はオークニー島にも遺跡が残っていて、古代の謎解きにどっぷりと浸れること間違いなし!とはいえ、島の各地にはローマ遺跡や中世の遺構も残っているので、ぜひディープに楽しんでくださいね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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