中央アメリカに位置するホンジュラスは、北はカリブ海、南は太平洋に面した小さな国。近年はクーデターなどによって経済は低迷しているものの、北部は平地、南部は山岳地帯が広がっていて、豊かな自然が見られます。ここはマヤ文明の範囲であったために古代遺跡も点在しますが、世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、ホンジュラスの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
リオ・プラタノ生物圏保護区
ホンジュラス北東部を流れる約100kmのプラタノ川(リオ・プラタノ)。その流域には約3500平方kmもの敷地を誇る国内最大規模の保護区があります。ここは山の源流からカリブ海沿岸の河口まで広がり、ここにはホンジュラス最大の現生熱帯雨林に加え、湿地、サバンナ、沿岸のラグーンなどさまざまな環境が点在。
ここは先住民モスキート族が暮らし、伝統的な生活を守ってきたため、カリブ海沿岸から山岳地帯まで貴重な動物が生息し、絶滅危惧種のコンゴウインコとアメリカマナティなどが多く見られるのが特徴です。
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コパンのマヤ遺跡
ホンジュラス西端のグアテマラとの国境の近く、モタグア川の支流であるコパン川沿いの盆地に残る遺跡は、かつてのコパン王国の都市遺跡。ここは紀元前1400年頃から人が住んでいたことが分かっていて、メキシコ湾沿いに栄えた、中央アメリカ初の文明であるオルメカ文明の影響を受けていたと考えられています。
ここは7世紀のワシャック・ラフン・ウバク・カウィルの時代に最盛期を迎えるものの、9世紀に崩壊。遺跡には神聖文字の階段や歴代のコパンの肖像が刻まれた祭壇Qなど、貴重な遺物が多く残り、保存状態は良好です。
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世界遺産マニアの結論と感想
ホンジュラスの世界遺産としては2件だけではありますが、マヤ文明の遺跡や貴重な動物が多く暮らす生物保護区など、小さい国ながら充実した遺産があるのが魅力です!ぜひディープに楽しんでくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。