三重県といえば、紀伊半島の東側に位置していて、美しい海岸が広がるエリアでもあります。天照大神を祀る伊勢神宮があるために毎年多くの参拝者が訪れますが、三重県には世界遺産はいくつあるでしょうか?
ここでは、三重県の世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
紀伊山地の霊場と参詣道
熊野古道(熊野参詣道)・中辺路(なかへち)/紀宝町
紀伊半島では、吉野山、熊野三社、高野山の3つの霊場がそれぞれ発展したために、やがて各地を結ぶ参詣道が整備されました。その中でも「熊野古道」と呼ばれる「熊野参詣道」は伊勢路、小辺路、中辺路、大辺路の4つで構成。和歌山県新宮市から熊野三山を経由して田辺市へと繋がる「中辺路」の一部は三重県の紀宝町も経由しています。
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熊野古道(熊野参詣道)・伊勢路/大紀町・紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町
伊勢路は、伊勢神宮から和歌山県の熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を結ぶという壮大なルートでもあります。さらにそのルートにある国の名勝「鬼ヶ城」と「獅子岩」も合わせて登録。
ここは江戸時代の滑稽本(コメディなどを含めた小説のようなもの)『東海道中膝栗毛』にも登場し、「伊勢へ七度、熊野へ三度」と呼ばれるほどに人気のあったルートでもありました。
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世界遺産マニアの結論と感想
意外なことに伊勢神宮は世界遺産に登録されておらず、三重県の世界遺産としては熊野古道の一部である中辺路と伊勢路だけ。伊勢神宮から熊野三社を結ぶものですが、熊野三社は世界遺産に登録されているものの、伊勢路としては大紀町までしか登録されていないのため、「伊勢」という名前はあるものの、伊勢神宮の境内までは登録されていないので注意!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。